自分の性格・思考

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まるさん(40代・女性・会社員)の
のご相談にお答えします。

【Q】川畑先生、こんにちは。

いつもYouTubeを拝見しています。

少し前に、思い切って
SNSを見るのをやめてみました。

これまで、InstagramやXなどのSNSを
毎日のように見ていたのですが、
最近は、見た後になんとなく疲れて
いることが増えていたからです。

友人の楽しそうな旅行や食事の写真
を見て、「いいな」と思う一方で、
自分は仕事ばかりしていて、毎日
同じことの繰り返しのような気がして、
急に虚しくなることがありました。

仕事で活躍している人を見ると、
「自分ももっと頑張らなくては
いけない」と焦ることもありました。

別に誰かと自分を比べようとしている
わけではないのに、気がつくと、
なぜか自分が遅れているような
気持ちになってしまうのです。

そこで、一度SNSから離れてみようと
思いました。

私は40代前半の会社員で、SNSには
特に投稿をするわけではありません。

でも、時間があるとついスマホを開き、
友人や知人の近況を見たり、
仕事に関係する情報を探したりする
ことが習慣になっていました。

最初のうちは、手持ち無沙汰で
何度もスマホを開きそうになりましたが、

しばらくすると、以前よりも
気持ちが落ち着いていることに
気づきました。

寝る前に延々とスマホを見ることも減り、
自分の時間が増えたような気もします。

「SNSを見ない方が、
 私には合っているのかもしれない」

そう思いました。

ところが最近、今度は別の不安を
感じるようになりました。

友人たちがSNSで近況を共有していても、
私はそれを知らない。

世の中で何が流行っているのかも、
以前ほど分からなくなりました。

仕事でも、同僚がSNSで話題に
なっていることを話していると、

「そんなことも知らないんだ」と
思われているのではないかと、
少し気になります。

また、SNSを見ていれば知ることが
できた友人の出来事を後から聞くと、
「私はもう、その人たちの輪の外に
いるのかな」と感じることもあります。

SNSを見ていた頃は、
人と比べて疲れていました。

でも、見ないようにしたらしたで、
今度は自分だけが取り残されて
しまったような気がします。

一度SNSをやめたのに、また始め
ようかと思うこともあります。

でも、また以前のように、何時間も
人の投稿を見て疲れてしまうのでは
ないかと思うと、それも嫌なのです。

SNSとほどよい距離を取るというのは、
具体的にはどういうことなのでしょうか。

今の時代、SNSを見ないでいることは、
本当に人とのつながりや社会から
離れてしまうことなのでしょうか。

川畑先生なら、この気持ちを
どのように捉えられますか。

【A】まるさん、
ご相談ありがとうございます。

SNSを見ていると、友人の楽しそうな
投稿や世の中のトレンドが目に入り、

「自分だけ遅れているのでは」と
人と比較して疲れてしまう。

そこでSNSをやめてみたところ、
気持ちはずいぶん楽になり、
自分の時間も持てるようになった。

でも一方で、友人たちの近況が
分からなくなったことで、

「自分だけ輪の外にいるような気がする」
「SNSをやらないと、世の中から
 取り残されてしまうのでは」

と感じるようになったのですね。

まず、SNSをやめたことで
心が落ち着いたのであれば、
その時間はとても豊かなものです。

無理にSNSに戻る必要はありません。

私自身も、以前からずっとメディアと
つながっていることが苦手で、
テレビをほとんど見ない時期がありました。

それでも、特に困ることなく
生活してこられたんですね。

ですから、SNSとつながっていないから
といって、人や社会とつながれない
わけではありません。

大切なのは、「SNSをどれくらい使うか」
ではなく、まるさんは何のために
SNSを使いたいのかということです。

たとえば、
トレンドを知りたいのであれば、
毎日ずっとチェックする必要はありません。

週に一度くらい「トレンドウォッチング」
のつもりで見る。

しばらく会っていなかった友人に
連絡をするときに、
その人の近況を少し確認する。

そんなふうに、必要なときだけ
SNSを活用するという付き合い方でも
いいのです。

そして、
「トレンドに疎いと思われたくない」
「常に世の中のことを知っていなければ」
という気持ちがあるとしたら、
そこも少し見つめてみてください。

もし職場に、SNSをほとんど見ないため
流行を知らない人がいたら、
まるさんはその人を「ダメな人」だと
思うでしょうか。

きっと、そんなことはないですよね。

「そういう人なんだな」と思ったり、
むしろ「なんだかほっとする」と
感じたりするかもしれません。

SNSをやらない人でも、その人なりの
人生をちゃんと生きています。

そして、まるさん自身が
「SNSをあまりやらない人」であってもいい。

「最近SNSやってないんだ」と
自分のスタンスを伝えて、そんな自分
として人と関わっていけばいいのです。

すべてを知っていなくても、
すべてを共有していなくても、
人とのつながりはちゃんと保てます。

そもそもSNSに投稿されているのは、
その人の日常のすべてではなく、
いわば日常のハイライトです。

そこに映っているものが、
その人の人生のすべてだと
思う必要もありません。

だからこそ、SNSを見ないことで
得られた心の落ち着きや、
自分のための時間は、

そのまま大切にしていただきたい
と思います。

「やる・やらない」を
0か100かで決めるのではなく、

今日は見る、
今日はデジタルデトックスをする、
必要なときだけ見る。

そんなふうに、SNSとの付き合い方も
自分軸で決めていいのではないでしょうか。

では、SNSと人間関係を
どのくらいの距離感で
付き合っていけばいいのでしょうか。

そして、
「知らないことがあっても大丈夫」
と思えるためには、どんな視点を
持てばいいのでしょうか。

まるさんがSNSで得られた
「自分の時間」を大切にしながら、
人とのつながりも無理なく保ってい
くヒントを、
動画で詳しくお話ししています。

続きはこちらからどうぞ。

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【Q】川畑さん、こんにちは。

先日の自分の誕生日のことが、
どうしても頭から離れません。

その日は土曜日で、夫も休みでした。

朝、夫から「今日、昼か夜、
何か食べにでも行く?」と聞かれました。

夫は土曜日も仕事で不在のことが
多いのですが、今回は休みが取れて
一日家にいられるということもあり、
聞いてくれたのかなと思いました。

本当は、最近できたお店に行って
みたい気持ちも少しありました。

でも、夫も疲れているかもしれないし、
別に今日じゃなくても、
また今度でもいいかとも思い、

とっさに「うーん、別にいいかな。
家にあるものでいいんじゃない?」
と答えました。

夫が「あ、そう?」と言ったので、
そのままお昼は家で簡単に済ませました。

午後も特に予定はなく、テレビを見たり、
スマホを見たりして過ごしました。

夕方になって、夫が突然、
「じゃ、俺ちょっと出かけてきていい?」
と言いました。

駅のほうに用事があるとのことで、
私は「うん、いってらっしゃい」
と送り出しました。

夫は2時間ほどで帰ってきました。

特に何か買ってきたわけでもなく、
花やケーキがあるわけでもありません。

「ただいま」と、いつもと変わらない
様子で帰ってきました。

もちろん、夫を責めるつもりはありません。

私自身が「何もいらない」
「どこにも行かなくていい」
と言ったのですから、

夫は私の言葉を
そのまま受け取っただけです。

それなのに、
夫が手ぶらで帰ってきたのを見たとき、
なぜか無性に悲しくなりました。

「今日、私の誕生日なのにな……」と。

そして同時に、そんなことを思った
自分にも嫌気がさしました。

私はいったい、
夫に何をしてほしかったのでしょう。

本当は、どこかに食事に連れて行って
ほしかったのかもしれません。

花を買ってきてほしかったのかも
しれません。

「今日はあなたの誕生日だから」と、
私のために何か考えてほしかったの
かもしれません。

でも、それを自分から言うことは
できませんでした。

夫が夕方、「ちょっと出かけてくる」
と言って、ふらっと身軽に出て行った
ことも、なぜか羨ましく感じました。

私だって、行きたいところがあれば
行けばいい。

食べたいものがあれば、
「これが食べたい」と言えばいい。

そんなことは分かっています。

でも、「じゃあ、あなたは何が
したいの?」と自分に聞いてみると、
答えが出てきません。

そういえば、ここ1〜2年くらい、
夫に「何食べたい?」と聞かれても
「何でもいい」、

どこかへ行こうと言われても
「どこでもいい」と答えることが
増えたような気がします。

前回の誕生日も、「何か欲しいもの
はある?」と聞かれて、
「特にない」と答えた記憶があります。

私は私で、
パートですが仕事もありますし、
夫婦仲が悪いわけでもありません。

子どもたちも元気にしていますし、
日常生活に何か不満があるわけでは
ありません。

なのに、心から楽しみにしていることや、
今後やってみたいと思うことが、
最近あまり思い浮かばないのです。

今回の誕生日のことをきっかけに、
「私って、何を楽しみに
毎日を過ごしているんだろう」
と考えるようになりました。

自分からは具体的に何も望んでいないのに、
心の中では誰かに何かをしてもらうことを
期待していた自分に気づいてしまい、

もしかしたら私はこれまでの人生
ずっとこうだったのかも?
と考えてしまいました。

そして、夫が自由に自分のしたいことを
している姿を見て、羨ましいと思った
自分にも今更ながら驚きました。

夫はこれまでもずっとこんな人だった
のに、なぜ今、私はそんなふうに
思うのでしょう。

こんなふうに感じるのは、
私の何が原因なのでしょう。

私の中で、何が起きているのでしょうか。。。
川畑さんに分析していただきたいです。

どうかよろしくお願いいたします。

【あけぼー・50代・女性・パート勤務】

【A】あけぼーさん、
ご相談ありがとうございます。

ご自身の誕生日に、
夫がいつもと変わらない様子で
帰ってきたときの悲しさ。

そして、「自分が断ったのだから、
悲しむのはおかしい」と、
その気持ちまで責めてしまう苦しさが
伝わってきました。

誕生日というスペシャルな日に、
誰かに祝ってほしい、
自分のために何か考えてほしいと
願うことは、自然なことで、
決して身勝手ではありません。

たとえそれを自分から
うまく伝えられなかったとしても、
その願いを持つこと自体を
否定する必要はありません。

もしかしたら、あけぼーさんの中で、
ご自身の望みを感じることと、
その望みを表に出してよいと思える
ことの間に、少し距離ができている
のかもしれませんね。

今回、「最近できたお店に行ってみたい
気持ちも少しありました」と書かれて
いますが、これは、小さくても確かな
あけぼーさんの望みです。

ですので、「何をしたいか」を
わかっているということです。

ところが、その気持ちを言葉にする前に、
あけぼーさんの中に

「夫も疲れているかもしれない」
「今日でなくてもいい」
という配慮が出てきました。

夫の実際の気持ちを確かめるより先に、
想像して、ご自身の希望を引っ込めた
のですね。

もし日頃から
こうしたことが重なっているなら、

「私はどうしたい?」と感じるよりも、
「相手に負担をかけないためには
どうしたらいい?」と考えるほうが、

あけぼーさんにとって自然になっている
可能性があります。

相手への配慮は大切な力です。

ただ、そのたびに自分の気持ちを
後回しにしていると、

いざ自分に問いかけたときに、
答えをつかみにくくなることもあるでしょう。

あけぼーさんが誕生日に望んでいたのは、
食事や花という具体的なものに加えて、

「あなたが生まれた日を、
私も大切に思っているよ」という気持ちが
伝わることだったのかもしれません。

「何が欲しい?」と聞かれても、
品物は浮かばない。

でも、自分のことを思って選んでくれた花
があればうれしい。

行きたい場所がはっきりしなくても、
「今日は一緒にお祝いしよう」
と言ってもらえれば心が温まる。

バースデーカードで
気持ちを伝えてくれたら嬉しい。

そのように、
欲しい「モノ」が決まっていなくても、
受け取りたい関わりは明確にあるのです。

「何もいらない」と答えた自分と、
「何かしてほしかった」と悲しんだ自分は、

矛盾しているようでいて、それぞれに
理由があったのではないでしょうか。

相手を気遣う気持ちも、
大切にされたい気持ちも、

どちらもあけぼーさんの本当の気持ち
だったのでしょう。

そして、
夫が身軽に出かける姿への羨ましさも、
ご自身を知る手がかりになりそうです。

夫が何をしに行ったかということ以上に、
「自分の用事や希望を、
そのまま行動に移せること」が
羨ましかったのかもしれません。

自分は何かを望むときに、
相手の疲れや都合をあれこれ考えすぎる。

夫は「ちょっと出かけてくる」と言って
出かけられる。

その違いを見て、「私も、もう少し
自分の気持ちを優先してみたい」と
感じた可能性があります。

誕生日という、自分に目を向ける日に、
いつもの過ごし方と本当の願いとの
隔たりがはっきり感じられたのかも
しれませんし、

寂しさや羨ましさを通して、
ご自身の願いに気づき始めているの
かもしれませんね。

今回の出来事だけで、
「私はこれまでの人生ずっとこうだった」
と結論づけなくても大丈夫です。

ここまでの経験があるからこそ、
大切な方向性に気づけて
新たな舵取りができることもあります。

まずは、今の自分が何を感じているかを、
丁寧に気づいてあげましょう。

そのために、いきなり
「何を楽しみに生きたい?」
「これから何がしたい?」という大きな問い
に答えようとしなくても大丈夫です。

今日のお茶は温かいものと冷たいもの、
どちらがいいかな。

家で休むのと、外を歩くのと、
どちらが心地よさそうかな。

お店の写真を見て、
少し気になるものはあるかな。

そんな小さな選択で、
「どちらかといえば、こちらかな」
を拾ってみてください。

正解を選ぶ必要も、選んだものを
最後まで好きでいる必要もありません。

試してみて「思ったほどではなかった」
と分かることも、自分を知る一歩です。

誰かがケーキの詰め合わせを
差し入れてくれたなら、
たまには自分から食べたいものを
選んでみてください。

夫に聞かれたときも、
すぐに「何でもいい」と答える代わりに、
「ちょっと考えさせて」と
時間をもらってください。

その結果、「何でもいい」と
答えても構わないですし、

「私はあのお店が気になっていて、
一度行ってみたいと思っていたんだけど
どう?」と伝えても構いません。

家にいると決めたのなら、
「お花とケーキで祝ってもらえると
嬉しいな」と伝えたっていいわけです。

こう伝えれば、
ご自身の希望を大切にしながら、
夫の都合も確かめられます。

希望を伝えることは、相手に必ず応じる
ことを求めることとは違います。

二人で相談するための大切な情報を
相手に渡すことなのですね。

もちろん、今回の誕生日について、
今から話してみてもかまいません。

「この前、食事に誘ってくれたのに、
 遠慮して断ってしまったんだ。
 でも、あとから何もないことも
 寂しくなって、

 何か豪華なものが欲しかったというより、
 一緒に誕生日をお祝いしたかったんだ
 と気づいたの。

 もしよかったら、今度あのお店で
 お祝い直ししてくれる?」

そんなふうに、後から分かった気持ち
として伝えてみてはいかがでしょう。

夫が自発的に考えてくれることに
喜びを感じるなら、
そのことも伝えてよいのです。

「あなたが私のために何か考えてくれる
と、うれしいんだ」と。

お願いしたからといって、
その後に受け取るものの価値が
なくなるわけではありません。

今回も、夫からすると
「何もいらない」というあけぼーさんの
言葉を素直に受け取り、

欲しくもないものをあげるよりも、
あけぼーさんの希望を
大切にしたのかもしれません。

一方で、ここ1、2年、楽しみや関心が
浮かびにくくなっている点は、
遠慮する習慣だけで説明しきれないかも
しれません。

以前楽しめていたことも
楽しめない状態が続いたり、

睡眠や食欲、気力の変化などがある場合は、
抑うつ症状や更年期症状でもみられるため、
かかりつけ医や専門家にも相談することで
症状が軽減する可能性もあります。

まずは「祝ってほしかったんだね」
「私も、自分の気持ちで動いてみたいんだね」
と、ご自身に声をかけてあげてください。

夫の気持ちを気遣ってきたように、
あけぼーさん自身の小さな希望にも、
耳を傾けてご自身を大切にしてください。

ー川畑のぶこ

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ミミさん(50代・女性・専業主婦)の
のご相談にお答えします。

【Q】川畑さん、こんにちは。
58歳、専業主婦です。

今年、高校を卒業して40年になるという
ことで、先日、同窓会がありました。

前回参加したのは30代後半くらいだった
と思うので、20年ぶりくらいの参加です。

あまりに久しぶりだったので、
最初は少し緊張していました。

でも、会場で昔の友人たちの顔を見たら、
すぐに高校時代のことを思い出しました。

昔の先生の話をしたり、
当時の友人関係の話をしたり、
昔好きだった人の話をしたりしているうちに、

みんなで笑ってしまって、
40年も経ったことが嘘のようでした。

久しぶりに会えて本当に嬉しかったですし、
「参加してよかったな」と思いました。

ただ、みんなの近況を聞いているうちに、
少しずつ複雑な気持ちになってきました。

仕事をずっと続けている人もいれば、
会社を経営している人もいました。

趣味を長く続けていて、今では人に
教えているという人もいましたし、
地域の活動をしている人もいました。

「今度こんなことを始めるの」と
楽しそうに話している友人もいて、
みんなそれぞれいろいろなことを
しているんだなと思いました。

私は結婚してからずっと専業主婦です。

子どもも独立して、
今は夫と二人で暮らしています。

これまで家族のことを中心に
生活してきましたし、
それが嫌だったわけではありません。

家族のためにできることをしてきた
つもりです。

でも、友人たちの話を聞いていると、
私にはあまり話せることがないな、と
感じてしまいました。

「最近は何してるの?」と聞かれても、
家のことをしたり、買い物に行ったり、
たまに友人とランチをしたりする
くらいです。

その場では普通に話していたのですが、
家に帰ってからも、
友人たちの話が頭に残っていました。

そして、「私はこの40年間、何をして
きたんだろう」と思ってしまいました。

みんなはいろいろなことをしているのに、
私は家のことをしてきただけなのかな、と。

そう考えているうちに、急に自分の生活が
つまらないもののように思えてきました。

夫も子どもも元気ですし、今の生活に
大きな不満があるわけではありません。

それなのに、同窓会に行ってから、
なんとなく気持ちが落ち込んでいます。

友人たちは私と比べているわけでも
ありませんし、何かを自慢されたわけでも
ありません。

「またみんなで会おうね」と言ってもら
えて、私もまた会いたいと思っています。

同窓会そのものは、本当に楽しかったんです。

楽しかったはずなのに、帰ってきてから
こんな気持ちになってしまうことに
モヤモヤしています。

またみんなに会いたいと思う一方で、
次に会ったら、また自分と比べてしまうの
かなと思うと、少し気が重くなります。

これから先、友人たちと会う時に、
こんなふうに自分と比べずにいられるには、
どうしたらいいのでしょうか。

そして、これまで家族のために過ごして
きた自分の人生を、もう少し前向きに
受け止められるようになるには、
どうしたらいいのでしょうか。

川畑さんにお話を伺えたら嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

【A】ミミさん、
ご相談ありがとうございます。

40年ぶりの同窓会で、昔の友人たちと再会し、
高校時代の話に花を咲かせて、
本当に楽しい時間を過ごされたのですね。

でも、みなさんの近況を聞くうちに、
「自分には話せることがあまりない」
「私はこの40年間、何をしてきたんだろう」
と、帰宅してから落ち込んでしまった。

まず私は、ミミさんがこれまで家族のために
過ごしてきた時間を、もっと大きなことと
して受け止めていただきたいなと思います。

夫もお子さんも元気で、お子さんは独立し、
今も大きな不満なく暮らしている。

これは、決して「何もしてこなかった」
ということではありません。

家族が安心して暮らせる生活の基盤を、
ミミさんが長い時間をかけて整えてきた
ということです。

ただ、それがミミさんにとっては日常に
なっているから、「大したことではない」
と感じてしまうのかもしれません。

一方で、
今回の同窓会で友人たちの話を聞いて
「いいな」「私も何かやってみたい」と
感じたのだとしたら、
その気持ちも大切にしてみてください。

人と比べて落ち込むことは、
必ずしも悪いことではありません。

比較することで、
「今の私は何を望んでいるんだろう」と
自分のニーズに気づくこともできるからです。

友人が始めたことを見て
「私もやってみたい」と思ったなら、
「今度一緒に連れて行って」と
聞いてみてもいい。

逆に、「いや、私は今の生活が好き。
新しいことを始めたいわけではない」と
気づくのであれば、それも大切な答えです。

何者かにならなくてもいい。

これまで何をしてきたか、
どんな肩書きを持っているかではなく、
「私は何を大切にしてきたのか」に
目を向けてみてください。

ミミさんが大切にしてきたものが家族で
あるなら、人生で大切なものをちゃんと
大切にしてきた、ということなのです。

そしてもし、今になって
「本当はやってみたかった」と思うこと
があるのなら、これから始めてもいい。

これまで家族を大切にしてきたように、
これからは自分自身のことも
大切にしてあげる時間を
持ってみてはいかがでしょうか。

では、友人との比較で落ち込んだ時に、
そこから自分の本当の気持ちを
どう見つけていけばいいのでしょうか。

これまでの人生を振り返りながら、
これから自分が大切にしたいものを
見つけるヒントを、
動画で詳しくお話ししています。

続きはこちらからどうぞ。

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リナさん(30代・女性・会社員)の
のご相談にお答えします。

【Q】川畑さん、こんにちは。
少し前からYouTubeを拝見するようになり、
とても勉強になっています。

私は39歳、独身で会社員をしています。

現在はリーダー職になり、
部下の相談を受けたり、仕事上のトラブルに
対応したりすることも増えました。

周りからは、「いつも冷静だね」
「しっかりしているね」と言われます。

友人もいます。

学生時代からの友人とは
今でも時々食事をしますし、
職場にも気軽に話せる人がいます。

人付き合いが苦手というわけではありません。

でも、最近、自分には本当に
何でも話せる人がいないのかもしれない
と思うようになりました。

きっかけは、仕事で大きなミスを
してしまったことでした。

幸い、大きな問題にはならず、
周囲の助けもあって何とか解決しました。

その時も、同僚から「大丈夫?」
「何かあったら話してね」と
声をかけてもらいました。

でも私は、「大丈夫です。
ご迷惑をおかけしてすみません」
と答えるだけでした。

本当は、全然大丈夫ではありませんでした。

帰宅してからも、「もしもっと大きな
問題になっていたらどうしよう」
「私は管理職なのに何をやっているんだろう」
と考えて、眠れませんでした。

誰かに話したい気持ちはありました。

でも、友人にLINEを打とうとしても、
途中でやめてしまいました。

忙しいのに悪いかなと思ったり、
こんな話をしても
相手を困らせるだけだと思ったり。

結局、「大丈夫?」と聞かれても
「うん、大丈夫」と答えてしまいます。

友人から悩みを相談されることは、
むしろ多い方です。

話を聞くことは嫌いではありません。

「あなたに話すと気持ちが整理できる」
と言われると、
役に立てたようで嬉しく思います。

でも、自分のことになると、急に
何をどう話せばいいのか分からなくなります。

以前、親しい友人に少しだけ
仕事の愚痴を話した時も、
「あなたなら大丈夫でしょ」と
笑って言われました。

友人に悪気がなかったことは分かっています。

でも、その言葉を聞いた時、
なぜかそれ以上話せなくなってしまいました。

私は周りから「大丈夫な人」だと
思われているのだと思います。

そして、自分でも、そうでいなければ
ならないと思っているのかもしれません。

もうすぐ40歳になります。

これまで一人で仕事を頑張ってきて、
生活にも困っているわけではありません。
一人の時間も好きです。

それなのに、時々、
急に寂しくなることがあります。

体調を崩した時や、
仕事で辛いことがあった時、

「もし本当に何かあったら、
私は誰に頼るんだろう」と思います。

友達はいるのに、
なぜこんなふうに感じるのでしょうか。

最近は、仕事だけでなく、
プライベートでも

「全部自分でやらなくてはいけない」
と思っていることに、
少し疲れてきました。

でも、誰かに任せてうまくいかなかったら
と思うと、やはり自分でやってしまいます。

このままの働き方、生き方を
続けていていいのだろうかと、
最近よく考えるようになりました。

私はこれから、どのように
考えていけばよいのでしょうか。

ご助言いただければ幸いです。

【A】リナさん、
ご相談ありがとうございます。

周りからは「しっかりしている」
「いつも冷静」と言われ、
職場では人を支え、
友人からは相談を受けることも多い。

そんなリナさんですが、
いざ自分がつらい時には、
誰にも相談できず、
「大丈夫です」と答えてしまうのですね。

今回のご相談を読んで、私はリナさんが、
これまで本当に誠実に、
責任感を持って人と関わってこられた
ことを感じました。

そして今、仕事でもプライベートでも、
「何でも自分でやる」ことが
少しオーバーキャパになってきている
のではないでしょうか。

実は、仕事を人に任せられないことと、
友人に相談できないことには、
共通するところがあります。

それは、「相手を信頼する」ということ。

リナさんは、これまで周りの人から
十分に信頼される人になってきたのだと
思います。

だからこそ、今回大きなミスをしてしまった
時にも、周りの人は責めるのではなく、

「大丈夫?」「何かあったら話してね」と
声をかけ、
助けてくれたのではないでしょうか。

これは、リナさんがこれまで築いてきた
人間関係の結果でもあるのですね。

だから、もう「自分が何でもできること」
を証明し続けなくてもいい。

仕事では、今度は周りの人に仕事を任せて、
その人たちに
経験や「お手柄」を作ってもらう。

そしてプライベートでは、
「私も実は大丈夫じゃないんだ」と、
少しずつ弱いところを見せてみる。

相手が気の利いたアドバイスを
してくれるとは限りません。

でも、相手なりに
「力になりたい」と思ってくれている。
その気持ちを受け取ることはできます。

相談は、必ずしも問題を解決するためだけ
のものではありません。

「私は一人じゃないんだ」
「全部、自分でやらなくていいんだ」

そんなふうに、人とのつながりや
思いやりを感じるための
やり取りでもあるのです。

いつも「大丈夫な人」でいようと
しなくてもいい。

たまには相手を驚かせてもいいし、
「私も今ちょっとつらいんだ」と
言ってみてもいいのではないでしょうか。

では、実際にどのように人を信頼し、
少しずつ自分の弱さを
見せていけばいいのでしょうか。

「全部一人でやらなくていい」と
思えるようになるためのヒントを、
動画で詳しくお話ししています。

続きはこちらからどうぞ。

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【Q】こんにちは。

いつも、物事を白か黒かではなく、
いろいろな角度から見せてくださる
川畑先生のお話に、
気づかされることがたくさんあります。

今日は、自分の「休み方」について
相談させてください。

私は64歳、現在は週3日、
事務の仕事をしています。

若い頃から体は丈夫な方で、
これまで大きな病気もなく、

多少疲れていても一晩寝れば
また元気になる、という生活を
ずっと送ってきました。

ところが最近、以前より疲れが残る
ようになったと感じることがあります。

先日も、仕事が休みの日に
朝から家の片づけをしていました。

「今日は時間があるから」と思い、
気になっていた押し入れの整理を始めたら、
つい夢中になってしまい、
気がつけば夕方になっていました。

翌日は、特に具合が悪いわけではないのに
朝から体が重く、何をするのも億劫でした。

そんな自分に対しても、
「昨日ちょっと動きすぎただけ」
「これくらいで休んでいてはいけない」
と思ってしまいます。

実は、こういうことが最近増えています。

友人から食事や買い物に誘われれば、
多少疲れていても出かけます。

町内の行事なども、自分にできること
ならなるべく参加しようと思います。

もちろん、誰かに無理やりやらされて
いるわけではありません。

自分で「まだできる」と思って
動いているのです。

けれど、以前のようには
体がついてこなくなっているのも、
薄々感じています。

それでも、「まだ64歳なのに」
「もっと年上でも元気に活動している人
はたくさんいる」と思うと、

疲れたから休む、ということが
何だか怠けているように
感じてしまうのです。

本当に具合が悪ければ休みます。
熱がある、寝込むほど体調が悪い、
そんな状態なら仕方がないと思えます。

でも、「何となく疲れた」
「今日は家でゆっくりしたい」という程度
では、休む理由にならないような気がします。

先日、女友達と一泊旅行に行った時も、
せっかく来たのだからと、
朝から観光地をいくつも回りました。

友人から「少しカフェで休まない?」
と言われても、「まだ大丈夫」と答えて
また歩き始めました。

楽しかったのは確かです。
でも、帰宅した翌日は何もする気が起きず、
ほとんど横になって過ごしました。

それでも私は、「せっかく旅行に行ったの
だから、元を取るくらい楽しまないと」
などと考えてしまいます。

最近になって、もしかしたら私は、
「元気でいられるうちは、できることを
全部やらなければ」と思っているのでは
ないかと感じるようになりました。

年齢を重ねて、以前と同じようには
できなくなっていることを、
どこかで認めたくないのかもしれません。

でも、この先も「まだ大丈夫」と
言いながら無理を重ねていたら、
本当に体を壊してしまうのではないか
と不安にもなります。

元気なうちに活動することと、
無理をしすぎることの境目が、
自分ではよく分かりません。

これから先も、今までと同じように
「できるからやる」と考えて
動き続けていていいのでしょうか。

年齢とともに変わっていく自分と、
どのように付き合っていけばよいのか、
アドバイスいただければ幸いです。

【マカロン・60代・女性・パート】

【A】マカロンさん、
ご相談ありがとうございます。

「まだできる」「まだ大丈夫」と思える
ことは、ありがたいことですね。

年齢を重ねても好奇心を失わず、
人とのつながりや地域の活動を
大切にされているマカロンさんの姿勢は、
とても素敵だと思います。

一方で、マカロンさんの中には、

「本当に具合が悪いなら休んでよい」
「何となく疲れた程度では
 休んではいけない」

という、
はっきりした線引きがあるようです。

熱がある、寝込むほどつらい、
どうしても動けない――そこまでいって、
ようやく自分に休む許可を出しているの
ですね。

でも、疲労は必ずしも、はっきりした
不調として現れるわけではありません。

「今日は少し体が重い」
「何となく億劫だ」
「家でゆっくりしたい」

そんな感覚も、「今日はこのくらいに
しておきましょう」という
体からの穏やかな知らせです。

その小さな声を聞かずにいると、
体は翌日のだるさや強い疲労という、
もう少し大きな声で
知らせなければならなくなります。

ですから、「何となく疲れた」は、
十分に休む理由になるのです。

これまで体が丈夫で、一晩眠れば
元気になれたマカロンさんだからこそ、
「疲れは一晩で回復するもの」という
感覚が身についているのでしょう。

けれど、年齢とともに体のリズムや
回復に必要な時間が変わるのは、
ごく自然なことです。

それは「弱くなった」「怠けるようになった」
ということではありません。
今の体から届く新しい情報なのです。

大切なのは、
「今もできるかどうか」だけではなく、
「したあとに、どのくらいの回復が必要
になるか」まで含めて考えることです。

できることと、しても消耗しないことは、
必ずしも同じではありません。

押し入れの整理も、旅行先での観光も、
その最中は夢中になれますし、
実際に楽しくもあります。

けれど、翌日に何もする気が起きず
ほとんど横になって過ごすのであれば、

体はきちんと
「昨日は少し使いすぎましたよ」と
教えてくれているのでしょう。

マカロンさんご自身も書かれているように、
その背景には、「以前と同じようには
できなくなっている自分を認めたくない」
という思いもあるのかもしれませんね。

自分の変化を受け入れることは、
ときに、これまでの自分を失うように
感じられるものです。

また、周囲にもっと年上で元気に
活動している人がいれば、
「私もまだ頑張らなければ」と
思うかもしれません。

けれども、同じ年齢でも、
体質や生活環境、仕事、睡眠、
回復のペースはそれぞれ違います。

外から元気そうに見える人が、
家ではどのくらい休んでいるかも
分かりません。

比べるなら、
他人ではなく「今日の自分」です。

そして、休むことは
「できなくなったと認めること」でも、
活動を諦めることでもありません。

むしろ、これから先も好きなことを
続けるためのメンテナンスです。

車も完全に故障してから修理するだけ
では、長く安全に乗り続けることは
できません。

故障する前に点検し、燃料を補い、
ときには運転を休むからこそ、
遠くまで走り続けられます。

年月を重ねれば、以前よりこまめな
メンテナンスが必要になるかもしれません。

それでも、丁寧に手入れをすることで、
長く快適に走り続けることができます。

人の体も同じです。

「まだ動けるから休まない」のではなく、
「これからも動きたいから、動けるうちに
休む」と考えてみてはいかがでしょうか。

また、これからは
「どれだけたくさんできたか」という量
だけでなく、「どれだけ心地よく味わえたか」
という質にも目を向けてみてください。

旅行で「元を取る」とは、決して観光地を
一つでも多く回ることだけではありません。

カフェでひと休みし、その土地の空気を
感じながら、友人とゆっくり語り合うことも、
旅の豊かな一場面です。

「詰め込む」ことから「味わう」ことへと
価値の軸を少し移してみると、
休憩は活動の中断ではなく、
楽しみの一部になります。

もしかしたらご友人は、
観光地を巡ることと同じくらい、
そんなゆったりとした旅情も
味わいたかったのかもしれませんね。

今後マカロンさんができることとして、
日常でも次のようなことを
試してみてはいかがでしょうか。

まず、「まだできる」のか、
それとも「まだやりたい」のかを
区別してみることです。

その際には、頭の声だけでなく、
身体の声にもきちんと耳を傾けてください。

そして、「まだできる」と思うところでも、
八分目で終えてみることです。

残りの二割は、明日の自分のための余力
として残しておいてあげましょう。

押し入れの整理なら
一日で終わらせようとせず、

身体の声にも耳を傾けながら
「今日は午前中だけ」「今日はこの一段だけ」
と決めます。

まだ少しできる余力を残して終わることを、
物足りなさではなく、明日の自分への
思いやりと考えてみましょう。

何かに誘われたときも、

「今、行けるか」だけではなく、
「今、行きたいのか」
「行ったあとの明日の私は、どうなりそうか」

と尋ねてみてください。

活動そのものに使う時間だけでなく、
そこから回復する時間までが一つの予定です。

そして、休息を予定の空白としてではなく、
最初から大切な用事として
確保してみてください。

予定が入らなかったから休むのではなく、
「この時間は何もしない」
「この午後は体を整える」と
先に決めておくのです。

休息は、何もしなかった時間ではありません。
これからの自分のために、
心と体を回復させた時間です。

体が重いと感じたときは、
「こんなことで休んではいけない」
と叱る代わりに、

「昨日もよく動いてくれたね」
「教えてくれてありがとう」
「今日は少しゆっくりしよう」

と、長年働いてくれている体を
ねぎらってみてください。

年齢とともに変化する自分を受け入れる
ことは、諦めでも敗北でもありません。

その時々の自分に合うように、
暮らし方を更新していくことです。

それは、自分の身体に対する敬意であり、
自分を大切にする智慧です。

ぜひ、「できるからやる」から、
「大切なことを、心地よく続けられる方法
でやる」へシフトしてみてください。

なお、十分に休んでも疲れが取れない状態
が続く、息切れや動悸、めまい、強い眠気、
食欲や体重の変化、気分の落ち込みなどが
ある場合は、

単に年齢のせいと決めつけず、
一度医療機関で相談してくださいね。

マカロンさんが、これからも好きなことを
長く楽しむために、「休むこと」も
前向きな予定の一つに加えられますように。

ー川畑のぶこ

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あおいさん(50代・女性・医療事務)の
のご相談にお答えします。

【Q】川畑先生、こんにちは。
いつもYouTubeを拝見し、自分自身を
見つめ直すきっかけをいただいています。

私は58歳、医療事務として働いています。

今日は、自分の性格について
相談させてください。

私は昔から、人に嫌われることが苦手です。

相手が困っている様子を見ると
放っておけず、頼まれごとも断れません。

職場では
「あおいさんなら安心」と言われることが多く、
急なシフト変更や仕事のフォローも、
気づけばいつも引き受けています。

友人からの相談にも長時間付き合いますし、
町内会や親戚の集まりでも、

「お願い」と言われると、
断る理由を探すより先に
「分かりました」と返事をしてしまいます。

若い頃は、
それが自分の長所だと思っていました。

誰かの役に立てることが嬉しかったですし、
「ありがとう」と言われると
報われた気持ちにもなりました。

でも最近、「本当はやりたくなかったのに」
と思うことが増えてきました。

予定が詰まりすぎて疲れていても、
「無理です」と言えません。

家に帰るとどっと疲れが出て、
「私は何をやっているんだろう」と
虚しくなることもあります。

親しい友達に相談すると、
「もっと断ればいいのに」
と簡単に言われます。

私も頭ではその通りだと思います。

でも、断ったことで相手に嫌な思いを
させたり、「冷たい人」と思われたりする
ことが怖くて、どうしても勇気が出ません。

この年齢になっても
人の顔色ばかり気にしてしまう自分が、
どうしようもなく嫌になる時があります。

私は、どうしたらもっと自分らしく
生きられるのでしょうか。

【A】あおいさん、
ご相談ありがとうございます。

人に嫌われることが怖くて、
頼まれると断れない。

職場でも友人関係でも、
気づけばいつも人のために動いていて、
家に帰るとどっと疲れてしまう。

あおいさんが
「いい人」でいたいと思っているのは、
決して悪いことではありません。

人に快適に過ごしてほしい、
困っている人を放っておけないという、
誠実で優しいお気持ちが伝わってきます。

ただ、50代後半になって
以前より疲れやすくなってきたのであれば、

今までと同じように頑張り続けるのは、
もう体が「NO」と言っているのかも
しれません。

だからこそ、いきなり「断る」のではなく、
まずは一呼吸置くことから
始めてみてください。

「これ、お願いできない?」と言われたら、
すぐに「いいよ」と答えるのではなく、

「ちょっと待ってね。
   スケジュールを確認してみるね」
と、一旦時間を置いてみる。

そして、自分の予定を確認してみると、
「本当はこの日はゆっくりしたい」と、

自分の気持ちや体の声が
聞こえてくるかもしれません。

実は、家でゆっくり過ごすことも、
自分を大切にするための
大切な「予定」なんですね。

そして、断ることと、
相手を嫌っていることは別のことです。

「ごめんね、
   この日は予定があって無理だった。
   また何かできることがあったら言ってね」

そんなふうに、
優しいトーンで断ることはできます。

すべてのお願いを引き受けなくても、
良好な関係を築くことはできるのです。

むしろ、無理なときには「無理」と言える
関係のほうが、お互いに素直で、
健全な関係なのではないでしょうか。

そしてもう一つ大切なのは、
周りの人に頼られる前に、

まずあおいさん自身が、これまで
頑張ってきた自分を認めてあげること。

「今までよくやってきたね」と、
一番身近な自分自身が
自分を褒めて称えてあげてください。

では、実際にどんなふうに一呼吸置き、
相手との関係を保ちながら
断っていけばいいのでしょうか。

「いい人」でいようと頑張ってきた
あおいさんが、

これから自分も大切にしながら
人と付き合っていくためのヒントを、
動画で詳しくお話ししています。

続きはこちらからどうぞ。

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【Q】川畑先生、こんにちは。

先日、学生時代からの友人4人で、
一泊の温泉旅行に行きました。

みんな30年以上の付き合いで、
年に何度か集まったり、時々こうして
旅行に行ったりしています。

今回も行く前は楽しみにしていました。

でも、帰ってきてから、何だか
とても疲れている自分に気づきました。

一泊だけとはいえ、ずっと一緒にいると
普段は見えないことまで
見えてくるものですね。

今回、特に気になったのは、
友人2人の振る舞いでした。

食事の時に、お店の人への言い方が
少しきつかったり、
みんなで決めた予定なのに
「私はこっちがいい」と急に言い出したり。

部屋でも、自分が使ったものを
そのままにしていたり、
誰かが片づけてくれるのを当たり前の
ようにしているように見えたり。

昔からそういうところが
あったのかもしれません。

でも、若い頃は、こんなに
気にならなかったと思います。

「そういう人だから」と笑って済ませて
いたようなことが、今回はなぜか
いちいち気になってしまいました。

その場では何も言いませんでした。

旅行中に空気を悪くするのも嫌ですし、
もう何十年も付き合っている友人です。

でも、心の中では何度も
「どうしてそんなことをするんだろう」
と思っていました。

帰りの電車では、
やっと一人になれると思ったら、
正直ほっとしている自分がいました。

そして家に帰ってからも、
あの時のことや、この時のことを
思い出しては、何だかモヤモヤしています。

でも、考えているうちに、
自分も同じように誰かを疲れさせている
のかもしれないと思うようになりました。

長年の付き合いだからと、
自分では気づかないうちに
相手に甘えていたり、

わがままに振る舞っていることも
あるかもしれません。

そう考えると、余計に
何が正しいのか分からなくなります。

友人たちのことが
嫌いになったわけではありません。

長い間、一緒に笑ったり、悩みを
話したりしてきた、大切な友人です。

でも、以前のように
「またみんなで旅行に行きたい」と
素直に思えない自分もいます。

次に誘われたら、行くのが面倒だなと
思ってしまいそうです。

最近は、この友人たちに限らず、
人と会った後に以前より疲れるように
なった気がします。

楽しくないわけではないのです。
会っている時は笑っているし、
それなりに楽しいと思っています。

それでも、
家に帰ると一人になりたくなります。

私は今年61歳です。
年齢を重ねて、人付き合いの仕方が
変わってきたのでしょうか。

それとも、私の方が人に対して
細かくなったり、我慢ができなくなったり
しているのでしょうか。

このまま人付き合いを面倒に感じるように
なって、だんだん友人と疎遠になって
しまうのも少し寂しい気がします。

でも、無理をしてまで会いたいとも
思えません。

自分でも、何を相談したいのか、
うまくまとまっていないのですが、

旧友との一件を境に、最近、
人付き合いが急に面倒に感じるように
なってきた自分に、少し戸惑っています。

【かおり・60代・女性・パート】

【A】30年来のご友人との旅行をきっかけ
に、人付き合いについて考えるように
なったかおりさんなのですね。

決して友人たちのことが
嫌いになったわけではない。

会えば楽しいし、大切な人たちでもある。
でも、ずっと一緒にいると疲れる。
そして、一人になるとほっとする。

私たちの身体は正直ですね。

でも、アタマは身体や心の底の声を
歪めて抗い、これまでのテンプレに
私たちをはめ込もうとしがちですね。

「私の心が狭くなったのだろうか」
「年齢とともにワガママになってしまった
のだろうか」と自分を責めてしまう。

でも、年齢とともに「我慢できなくなる」
ものが出てくるのは極めて自然なことです。

今のかおりさんの状態は、
「人付き合いが面倒になった」というよりも

自分にとって心地よい人との距離が
以前よりはっきりしてきたのでは
ないでしょうか。

若い頃というのは、体力も好奇心もあって、
人との関係を広げたり、深めたりすること
に多くのエネルギーを使います。

友達と長時間過ごしたり、
夜遅くまで語り合ったり、

多少相手に気になるところがあっても
「まあ、いいか」と流せたりするでしょう。

一方、年齢を重ねるにつれて、
私たちは時間や体力も有限であること
を実感するようになります。

もしも、私の人生に残された時間が

あと1年だったら…
あと1ヶ月だったら…
あと1週間だったら…

こんなふうに有限性の解像度を上げて
いくと、「いったい私は誰と、
どのように時間を過ごしたいのか」が
自ずと明確となり、選択しやすくなる
のではないでしょうか?

このことで、かおりさんが人生で大切に
したいものがより鮮明になってきます。

お店の人にも敬意をもって接したい。
みんなで決めたことは尊重したい。

共同の場では、自分のことだけでなく
周囲にも配慮したい。

かおりさんにとって、そうした価値観
が大切なんだということが、
年を重ねたからこそ浮き彫りになり、

それに反する行動を目にしたときに、
以前より違和感を覚えるのでしょう。

かおりさんにぜひ区別していただきたい
のは、「大切な友人」と「ずっと一緒に
いたい人」は必ずしも同じとは限らない
ということです。

30年来の友人で、長い歴史があることと、
現在の生活スタイルや価値観が
完全に一致していることは別の話です。

学生時代には朝から晩まで一緒にいて
楽しかった相手でも、いまは年に数回
会うくらいが心地よい人もいれば、

旅行に行って朝から晩まで一緒にいても
疲れない人もいるでしょう。

人間関係には、それぞれに
ちょうどいい濃度や頻度があります。

今回の旅行は、その友人たちとの関係が
悪くなったというより、

この人たちとは旅行よりも、時々食事を
するくらいが心地いい、ということを
教えてくれたのかもしれません。

次に旅行へ誘われても、気が進まなければ、
「今回はやめておくね。でも、またランチ
しよう」と爽やかに返せばいいのです。

友情を続けるか、縁を切るか、という
二択にする必要はありません。

かおりさんは最近、他の人と会った後に
一人になりたくなることが増えたことも、
無視してはいけない大切なサインだと
思います。

人と一緒にいるというのは、
楽しいことでもありますが、同時に
エネルギーを使うことでもあります。

相手の話を聞き、表情を読み、
場の空気を感じ、相手に合わせ、
会話のタイミングを考える。

私たちは、意識している以上に
たくさんの情報を処理しています。

ですから、人と会って楽しかったことと、
帰宅して一人になりたいことは
決して矛盾しません。

ただ、その疲れを
「人付き合いが嫌になった証拠」と
決めつけないことです。

一人になることで、かおりさんの
エネルギーを回復させる時間が
以前より増えているのなら、
その時間を尊重してあげてください。

スマホも年を経るごとに充電サイクルが
早まるように、

かおりさんの「一人になりたい」時間は、
単に充電サイクルが早まっただけかも
しれません。

「自分も同じように誰かを疲れさせて
いるのかもしれない」という振り返りも、
かおりさんの誠実さが表れていると思います。

もちろん、私たちは誰しも完璧では
ありませんし、自分では気づかないうちに
相手に甘えたり、気を遣わせたりすること
もあるでしょう。

でも、それは「だから友人の振る舞いも
我慢しなければならない」ということ
ではありません。

お互いに不完全だからこそ、
適度な距離が必要なのです。

相手に無理をさせたくないなら、まず

かおりさん自身が無理をやめることです。

いつも素直な人には相手も
心をオープンにしやすいものです。

すべてを許容できることが、
よい友情なのではありません。

相手には相手の癖があり、自分には
自分の癖があることを認めつつ、
無理なく付き合える距離を見つけるのが、
大人の友情なのではないでしょうか。

人生には、人間関係の衣替えのような
時期があります。

過去に似合っていたものや
纏っていたことが、今の私には
そうでないことがあるものです。

「今の私には、どんな人付き合いが
心地よいのだろう?」を
常に問い直してみてください。

過去の友情に感謝しながら、
現在の自分にふさわしい距離を
選んでもいいのです。

むしろ、そのように自分に無理を
させない距離を知ることで、相手を
嫌いにならずに済むこともあります。

30年間続いた友情は、
「これからも同じ形で付き合い続け
なければならない」という契約ではなく、

それらの価値は、
これから会う回数が減ったとしても、
なくなるものではないでしょう。

近づいたり、離れたりしながら、
自分を大切に、お互いが心地よく
いられる場所を見つけていく。

それもまた、長い人生を
ともに歩んできた友人との、
成熟した付き合い方なのだと思います。

ー川畑のぶこ

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【Q】川畑先生、こんにちは。
孫のことで相談させてください。

私は65歳で、夫と二人で暮らしています。

一人娘(38歳)は、夫と小4の男の子、
小2の女の子の4人暮らしです。

娘たちは少し離れたところに住んでいるので
普段は2〜3ヵ月に1度会うくらいですが、

孫たちがかわいくて
会えるのをいつも楽しみにしています。

先日、お盆休みに
娘と孫たちが数日泊まりに来ました。

久しぶりにみんなで過ごせるのが嬉しくて、
私は張り切ってしまいました。

孫たちが起きる前に朝食を用意したり、
好きそうなものを買っておいたり、
汗をかいたらすぐ使えるように
タオルを出しておいたり。

「暑いから外に出るなら帽子をかぶってね」

「そろそろお風呂に入ったら?」

「明日は出かけて疲れるから、
今日は早く寝た方がいいよ」

と、ついあれこれ言ってしまいました。

娘からは、

「もう小4なんだから、自分でできるよ」
「そんなに先回りしなくても大丈夫だよ」

と、何度か言われました。

孫たちからも、「大丈夫だよ」
「自分でやるから」と言われることがあり、
少し嫌がられているのかな、
と感じる瞬間もありました。

それでも、私からすると、まだ小学生です。

転んだり、忘れ物をしたり、
暑い中で無理をしたりしないかと心配ですし、

せっかく一緒にいるのだから、
できることはしてあげたいと
思ってしまいます。

娘からは、「お母さんは昔から、私のことも
何でも先回りしてやってくれたよね」と、
ちょっとチクリとした感じで言われました。

そう言われると、確かに私は昔から、
家族が困らないように、先に気づいて
動くことが多かったと思います。

娘や孫たちが帰ったあとは
家の中が急に静かになって、
少し寂しく感じました。

でも同時に、どっと疲れが出ました。

数日間、朝から食事の準備や片付けをして
孫たちのことを気にかけていたので、
自分でも思っていた以上に
気を張っていたようです。

娘から言われたことも、
あとになって気になっています。

「お母さん、
 もう少し何もしなくていいんじゃない?」

「私たちは私たちでやるから」

そんな言葉が、頭に残っています。

娘や孫たちのためにしてあげたいという
気持ちは、私にとって負担ではありません。

むしろ、頼られることも嬉しいですし、
孫たちが喜ぶ顔を見るのが
私の楽しみでもあります。

でも、最近は「私は少し世話を焼きすぎ
なのかな」と思うようにもなりました。

孫が大きくなっていくにつれて、
私のしてあげられることも
変わっていくのかもしれませんし、

実際にもうそれが
始まっているのかもしれません。

それでも、かわいい孫を見ると、
つい手や口を出してしまいます。

私は、いつまで、どこまで、
孫のことに関わっていいものでしょうか。

かわいくて、してあげたいと思う気持ちと
少し距離を置いた方がいいという気持ちに、
どう折り合いをつければいいのでしょうか。

【はな・60代・女性・パート】

【A】はなさん、こんにちは。

お盆の数日間、朝から晩まで
娘さんとお孫さんたちのために
動き続けていらしたのですね。

みんなが帰ったあとの静けさに寂しさを
感じるのは、はなさんが長年育んで
こられた愛情の証だと思います。

娘さんの「お母さんは昔から先回りして
やってくれたよね」という言葉には、
少しチクリとした響きもあったかも
しれませんが、

それだけ支えられてきたという
感謝も含まれているはずです。

そして、お孫さんたちから返ってきた
「自分でできるよ」「大丈夫だよ」
という言葉は、

はなさんを拒んでいるのではなく、
成長の合図であり、
本来喜ぶべきサインです。

自立心のある子たちに育っている、
その証でもあります。

心理学的に見ると、
乳幼児期から幼年期にかけては、
周囲が先回りして世話をすることが
安心感や愛着の土台になります。

ですが、小4・小2という学童期は、
「自分でやってみたい」
「自分の力を認めてもらいたい」という
気持ちが育つ、次の発達段階です。

ここで祖母としての気遣いが
幼年期と同じ形で重なると、

お孫さんにとっては「信頼されていない」
と感じられることがあります。

これは、はなさんの愛情が間違っている
という意味ではなく、お孫さんが
幼年期から学童期へと歩みを進めている、
その途中にいるということなのだと思います。

これからは、
「できた!」「やったー!」という達成感を
はなさんが先取りするのではなく、

お孫さんご自身に味わってもらう——
そんな関わり方も一つの愛情表現です。

「自分でできてすごいね」と手柄を譲る
ことで、承認されたい気持ちも満たされ、
自立への後押しにもなります。

転んだり忘れ物をしたりする失敗も、
命や安全に関わる重大なことでない限り、
大切な学びの機会として
あたたかく見守ってあげてください。

真のサポートとは、
こちらが与えたいものを与えることではなく、

相手が真に必要としているものが
何かを確認し、吟味して与えることです。

そこには、あえて行動を起こさず、
経過を見守るということも含まれます。

目安としては、「求められる前に動くか、
求められてから動くか」を
意識してみることです。

帽子や水分補給など、安全に関わること
はこれまで通り声をかけて大丈夫。

お風呂や就寝時間など
本人たちで判断できることは、

聞かれたら答える、困っていそうなら
「手伝おうか?」と一声かける程度に
留めてみる。

それだけで、「してあげたい」気持ちを
我慢するのではなく、
形を変えて表現できます。

娘さんの「私たちは私たちでやるから」
という言葉も、冷たさではなく

「お母さんにも自分の時間を楽しんで
ほしい」という気持ちの表れかも
しれません。

相手を思う気持ちがあふれていても、
体の疲れは案外、
周りに伝わってしまうものです。

はなさん自身がゆとりを持って過ごせるほど、
娘さんもお孫さんたちも、安心して
自分たちの生活を歩んでいけるはずです。

ぜひ、はなさんご自身の体の声に
耳を傾けながら、ご自身のセルフケアを
大切にしつつ、お孫さんたちの成長を
サポートをされてください。

ー川畑のぶこ

——*——*——*——

 
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【Q】川畑先生、こんにちは。
毎回、自分のことを言われているような
気持ちになりながら、
メルマガやYouTubeを拝見しています。

他の方にとっては些細なことかも
しれないのですが、川畑さんが
「些細なことでもかまいません」と
動画で言ってくださったので、
相談させていただきます。

私は59歳、
パートで仕事をしています。

夫と二人暮らしで、子どもたちは
それぞれ家庭を持って独立しています。

子育てが終わってからは
自分の時間も増えたので、
以前から興味のあったことを
いろいろ始めるようになりました。

週に一度のヨガ、
月に2回の友人とのランチ、
時々は、友と旅行にも出かけます。

近くに住む母の様子を見に行ったり、
娘から頼まれれば孫の送り迎えを
したりもしています。

仕事が休みの日も、何かしら
予定が入っていることが多く、
気がつくと一か月先までカレンダーが
埋まっていることも少なくありません。

自分で予定を入れているのですから、
忙しいのは当たり前です。

どれも嫌なことではありません。

むしろ、誘ってもらったり、
予定が入っていたりすると嬉しいですし、
「充実した毎日を送っている」
と思っていました。

ところが最近、
少し疲れを感じるようになりました。

先日、珍しく予定が何もない休日が
あったのですが、
朝から何をする気にもなれず、
ほとんど家で横になって過ごしました。

気づけば何時間も昼寝をしていました。

その日の夜、友人から
「今度の日曜日、ランチどう?」と
LINEが来て、いつものように
「行きたい!」と返事をしたのですが、

送った後になって、
なぜか少し気が重くなりました。

自分で予定を入れているのに、
予定が近づくと「面倒だな」
「家でゆっくりしたいな」と思うことも
増えている気がします。

でも、予定が何もないと、
それはそれで落ち着きません。

「せっかくの休みなのに、
何もしないで終わってしまった」と、
もったいないような気持ちになるのです。

最近は、疲れているのに
予定を減らせない自分は、
少しおかしいのかなと思うように
なりました。

年齢のせいで
体力が落ちてきたからなのか、

それとも、私自身が忙しくしていないと
落ち着かない性格だからなのか、
自分でもよく分かりません。

これからは、もう少しゆっくり
過ごした方がいいのかと思いながらも、

何もしない時間を増やすと、今度は
毎日がつまらなくなってしまいそうで、

それも怖く、
つい予定を入れ過ぎてしまいます。

こんな私を、川畑さんは
どんなふうに思われますか?

時間の使い方について、
アドバイスいただければありがたいです。

【メロンソーダ・50代・女性・パート】

【A】メロンソーダさんのお悩みは、
他人事とは思えない方も多いのでは
ないでしょうか。

私自身、耳の痛くなる部分もありました。

ヨガ、友人とのランチ、旅行、
お母様やお孫さんのことは、どれも

「誰かとつながっていたい」
「役に立ちたい」「人生を楽しみたい」

という、メロンソーダさんの健全な気持ち
から出ているものだと思います。

そのような楽しみが日常に散りばめられて
いることはとても素晴らしいことですね。

ただ、メロンソーダさんは、
それらを省くことで人生の充実度を
下げてしまうのではという不安が
おありなのでしょう。

予定が近づくと
「面倒だな」と思う一方で、
予定が何もないと「もったいない」
「つまらない」と感じてしまうのですね。

私たちは、「予定=充実」「余白=空虚」
という方程式が、いつの間にか
自分の中にできあがっているのかも
しれません。

でも、余白は本当に空虚でしょうか?

メロンソーダさんの課題は、
「予定がない時間」への向き合い方
なのかもしれません。

休日に何時間も昼寝をしてしまったことは、
「時間を無駄にしてもったいない」とか、
「怠慢」のように感じてしまうかも
しれませんが、実際はそうではありません。

むしろ、体が
「もう限界だから、いったん止まって」
という大切なサインです。

体は私たちが思っている以上に正直です。

頭では「充実している」と感じていても、
体が先に疲れを訴えることはよくあります。

心は「YES!」でも体が「NO!」と
言っているときがあるのです。

そのようなときは、
体のメッセージを優先してみてください。

メロンソーダさんも、
ぜひ、次に予定のない日ができたとき、

「何もしない」ことに罪悪感を持つことなく、
あえて何も入れずに過ごしてみてください。

空間の断捨離とおなじように、
余白を楽しむのです。

床の間に1輪の花が活けてあるのを
美しいと感じるのは、
その周りに余白があるからです。

ひとつの経験を十全に輝かせるためには、
それ以外のものを省くことも大切です。

床の間に、たくさんの荷物が置かれている

ーどれもひとつひとつのモノには
それなりの価値がありそうですがー

その中に花一輪が活けてあっても、
その存在は輝きません。

また、どのアイテムも他のモノで
相殺されてしまいます。

人生経験やスケジュールも一緒です。

詰め込みすぎると、どの経験も
曇ったものになってしまうことがあります。

「Vacation=バケーション」というのは
空っぽにするという意味があります。

のんびりしたり、空っぽにしたりすること
にも大きな価値があるのです。

ぜひ、メロンソーダさんの日常にも
のんびりする時間を散りばめてみてください。

その日の終わりに
「もったいなかった」ではなく、
「今日もゆっくりゆとりをもって過ごせた」
と称えてみるのです。

すべての予定を減らす必要はありません。

カレンダーに「何も書かない枠」を、
他の予定と同じように大切な予定として
ひとつだけ先に確保してみる。

ぜひ、そんなところから始めてみてください。

ー川畑のぶこ

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よつばさん(50代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】私は今も、夫の妹の息子
(=私の甥っ子であり、
子どもたちの従兄弟にあたります)の
結婚式のことが心に引っかかっています。

私たちの子どもだけが招待されず、
他のいとこたちは全員招待されていました。

中には、私たちより普段の関わりが少なく、
遠方に住んでいる親族も含まれていました。

義理の妹からは
「招待客を決めたのは新郎本人だ」
と聞いていますが、
本当にそうだったのかは分かりません。

娘は当時大学生で家を離れていたため、
この出来事に対する印象は
比較的薄いと思います。

一方、息子はこの家で暮らしており、
新郎とは同い年で、小さい頃から
一緒に育つ時間も多く、
私にとっても特別な存在でした。

親族が集まるたびに、私は
いとこたちをまとめて面倒を見ており、
みんな自分の子どものように
可愛く思っていました。

結婚式の後も、私は義母と
半二世帯で同居していたため、
義妹一家は何事もなかったかのように
家へ来ます。

そのたびに心がざわつき、
義妹夫婦への嫌悪感が強くなり、
一時期は無視していたこともあります。

さらに、出席予定者が一人欠席になった際、
「どう?」と私たちに声をかけられたことも
ありました。

最初から招待されなかった私たちへの
その言葉が、今も許せません。

本当は、甥にはこれまでどおり
優しく接したい気持ちがあります。

しかし、義妹だけでなく甥にも裏切られた
ような気持ちになってしまい、私自身も
心を閉ざして頑なになってしまいます。

そんな自分にも苦しさを感じています。

この出来事から10年以上経った今も、
許せない気持ちは消えません。

現在は、義母が認知症となり
施設に入居したため、
義妹一家との接点は減りました。

それでも心のしこりは残ったままで、
頭では「結婚式は本人たちの自由であり、
招待されないこともある」と
理解しようとしても、
感情が追いつきません。

私は、何にこれほど
傷ついているのでしょうか。

また、この出来事をどのように受け止め、
心を整理していけばよいのでしょうか。

【A】よつばさん、10年以上経った今も、
その出来事が心に残り続けているのですね。

それだけ、ご家族や甥御さんを
我が子のように大切に思い、
親身になって関わってこられたからこそ、

「裏切られた」というお気持ちに
なったのだと思います。

ただ、今回のお話を伺っていて私が感じたのは、
よつばさんご自身は結婚式に招待されていた
一方で、息子さんが招待されなかったことを、

「息子が傷つけられた=私が傷つけられた」
と受け止めていらっしゃるのではないか、
ということです。

また、息子さんと甥御さんとの間には、
大人からは見えない関係性や事情があった
可能性もあります。

もちろん、
それが事実かどうかは分かりません。

だからこそ、相手の真意を想像し続けるよりも、
これからは
「私は本当はどうしてほしかったのか」という
ご自身の気持ちを大切にしていただきたいのです。

「寂しかった」
「息子も呼んでもらえたら嬉しかった」

――そんな素直な思いを飲み込まず、
健全な形で伝えられるようになることは、
ご自身を大切にすることにもつながります。

動画では、
なぜこの出来事が長年心に残り続けたのか、
そして自分を大切にしながら人と関わるための
考え方について、
もう少し詳しくお話ししています。

続きはこちらからどうぞ。

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