友人・対人関係

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【Q】川畑先生、こんにちは。

先日、学生時代からの友人4人で、
一泊の温泉旅行に行きました。

みんな30年以上の付き合いで、
年に何度か集まったり、時々こうして
旅行に行ったりしています。

今回も行く前は楽しみにしていました。

でも、帰ってきてから、何だか
とても疲れている自分に気づきました。

一泊だけとはいえ、ずっと一緒にいると
普段は見えないことまで
見えてくるものですね。

今回、特に気になったのは、
友人2人の振る舞いでした。

食事の時に、お店の人への言い方が
少しきつかったり、
みんなで決めた予定なのに
「私はこっちがいい」と急に言い出したり。

部屋でも、自分が使ったものを
そのままにしていたり、
誰かが片づけてくれるのを当たり前の
ようにしているように見えたり。

昔からそういうところが
あったのかもしれません。

でも、若い頃は、こんなに
気にならなかったと思います。

「そういう人だから」と笑って済ませて
いたようなことが、今回はなぜか
いちいち気になってしまいました。

その場では何も言いませんでした。

旅行中に空気を悪くするのも嫌ですし、
もう何十年も付き合っている友人です。

でも、心の中では何度も
「どうしてそんなことをするんだろう」
と思っていました。

帰りの電車では、
やっと一人になれると思ったら、
正直ほっとしている自分がいました。

そして家に帰ってからも、
あの時のことや、この時のことを
思い出しては、何だかモヤモヤしています。

でも、考えているうちに、
自分も同じように誰かを疲れさせている
のかもしれないと思うようになりました。

長年の付き合いだからと、
自分では気づかないうちに
相手に甘えていたり、

わがままに振る舞っていることも
あるかもしれません。

そう考えると、余計に
何が正しいのか分からなくなります。

友人たちのことが
嫌いになったわけではありません。

長い間、一緒に笑ったり、悩みを
話したりしてきた、大切な友人です。

でも、以前のように
「またみんなで旅行に行きたい」と
素直に思えない自分もいます。

次に誘われたら、行くのが面倒だなと
思ってしまいそうです。

最近は、この友人たちに限らず、
人と会った後に以前より疲れるように
なった気がします。

楽しくないわけではないのです。
会っている時は笑っているし、
それなりに楽しいと思っています。

それでも、
家に帰ると一人になりたくなります。

私は今年61歳です。
年齢を重ねて、人付き合いの仕方が
変わってきたのでしょうか。

それとも、私の方が人に対して
細かくなったり、我慢ができなくなったり
しているのでしょうか。

このまま人付き合いを面倒に感じるように
なって、だんだん友人と疎遠になって
しまうのも少し寂しい気がします。

でも、無理をしてまで会いたいとも
思えません。

自分でも、何を相談したいのか、
うまくまとまっていないのですが、

旧友との一件を境に、最近、
人付き合いが急に面倒に感じるように
なってきた自分に、少し戸惑っています。

【かおり・60代・女性・パート】

【A】30年来のご友人との旅行をきっかけ
に、人付き合いについて考えるように
なったかおりさんなのですね。

決して友人たちのことが
嫌いになったわけではない。

会えば楽しいし、大切な人たちでもある。
でも、ずっと一緒にいると疲れる。
そして、一人になるとほっとする。

私たちの身体は正直ですね。

でも、アタマは身体や心の底の声を
歪めて抗い、これまでのテンプレに
私たちをはめ込もうとしがちですね。

「私の心が狭くなったのだろうか」
「年齢とともにワガママになってしまった
のだろうか」と自分を責めてしまう。

でも、年齢とともに「我慢できなくなる」
ものが出てくるのは極めて自然なことです。

今のかおりさんの状態は、
「人付き合いが面倒になった」というよりも

自分にとって心地よい人との距離が
以前よりはっきりしてきたのでは
ないでしょうか。

若い頃というのは、体力も好奇心もあって、
人との関係を広げたり、深めたりすること
に多くのエネルギーを使います。

友達と長時間過ごしたり、
夜遅くまで語り合ったり、

多少相手に気になるところがあっても
「まあ、いいか」と流せたりするでしょう。

一方、年齢を重ねるにつれて、
私たちは時間や体力も有限であること
を実感するようになります。

もしも、私の人生に残された時間が

あと1年だったら…
あと1ヶ月だったら…
あと1週間だったら…

こんなふうに有限性の解像度を上げて
いくと、「いったい私は誰と、
どのように時間を過ごしたいのか」が
自ずと明確となり、選択しやすくなる
のではないでしょうか?

このことで、かおりさんが人生で大切に
したいものがより鮮明になってきます。

お店の人にも敬意をもって接したい。
みんなで決めたことは尊重したい。

共同の場では、自分のことだけでなく
周囲にも配慮したい。

かおりさんにとって、そうした価値観
が大切なんだということが、
年を重ねたからこそ浮き彫りになり、

それに反する行動を目にしたときに、
以前より違和感を覚えるのでしょう。

かおりさんにぜひ区別していただきたい
のは、「大切な友人」と「ずっと一緒に
いたい人」は必ずしも同じとは限らない
ということです。

30年来の友人で、長い歴史があることと、
現在の生活スタイルや価値観が
完全に一致していることは別の話です。

学生時代には朝から晩まで一緒にいて
楽しかった相手でも、いまは年に数回
会うくらいが心地よい人もいれば、

旅行に行って朝から晩まで一緒にいても
疲れない人もいるでしょう。

人間関係には、それぞれに
ちょうどいい濃度や頻度があります。

今回の旅行は、その友人たちとの関係が
悪くなったというより、

この人たちとは旅行よりも、時々食事を
するくらいが心地いい、ということを
教えてくれたのかもしれません。

次に旅行へ誘われても、気が進まなければ、
「今回はやめておくね。でも、またランチ
しよう」と爽やかに返せばいいのです。

友情を続けるか、縁を切るか、という
二択にする必要はありません。

かおりさんは最近、他の人と会った後に
一人になりたくなることが増えたことも、
無視してはいけない大切なサインだと
思います。

人と一緒にいるというのは、
楽しいことでもありますが、同時に
エネルギーを使うことでもあります。

相手の話を聞き、表情を読み、
場の空気を感じ、相手に合わせ、
会話のタイミングを考える。

私たちは、意識している以上に
たくさんの情報を処理しています。

ですから、人と会って楽しかったことと、
帰宅して一人になりたいことは
決して矛盾しません。

ただ、その疲れを
「人付き合いが嫌になった証拠」と
決めつけないことです。

一人になることで、かおりさんの
エネルギーを回復させる時間が
以前より増えているのなら、
その時間を尊重してあげてください。

スマホも年を経るごとに充電サイクルが
早まるように、

かおりさんの「一人になりたい」時間は、
単に充電サイクルが早まっただけかも
しれません。

「自分も同じように誰かを疲れさせて
いるのかもしれない」という振り返りも、
かおりさんの誠実さが表れていると思います。

もちろん、私たちは誰しも完璧では
ありませんし、自分では気づかないうちに
相手に甘えたり、気を遣わせたりすること
もあるでしょう。

でも、それは「だから友人の振る舞いも
我慢しなければならない」ということ
ではありません。

お互いに不完全だからこそ、
適度な距離が必要なのです。

相手に無理をさせたくないなら、まず

かおりさん自身が無理をやめることです。

いつも素直な人には相手も
心をオープンにしやすいものです。

すべてを許容できることが、
よい友情なのではありません。

相手には相手の癖があり、自分には
自分の癖があることを認めつつ、
無理なく付き合える距離を見つけるのが、
大人の友情なのではないでしょうか。

人生には、人間関係の衣替えのような
時期があります。

過去に似合っていたものや
纏っていたことが、今の私には
そうでないことがあるものです。

「今の私には、どんな人付き合いが
心地よいのだろう?」を
常に問い直してみてください。

過去の友情に感謝しながら、
現在の自分にふさわしい距離を
選んでもいいのです。

むしろ、そのように自分に無理を
させない距離を知ることで、相手を
嫌いにならずに済むこともあります。

30年間続いた友情は、
「これからも同じ形で付き合い続け
なければならない」という契約ではなく、

それらの価値は、
これから会う回数が減ったとしても、
なくなるものではないでしょう。

近づいたり、離れたりしながら、
自分を大切に、お互いが心地よく
いられる場所を見つけていく。

それもまた、長い人生を
ともに歩んできた友人との、
成熟した付き合い方なのだと思います。

ー川畑のぶこ

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ゆりさん(58歳・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】最近、長年付き合ってきた友人
たちとの関係について悩んでいます。

学生時代からの仲良しグループがあり、
結婚や出産、親の介護など、お互いの
人生の節目を支え合ってきました。

若い頃は会うたびに楽しくて、
年に何度も旅行に行ったり、
時間を忘れて
おしゃべりしたりしていました。

ところがここ数年、
集まりに参加すると
以前ほど楽しめない自分がいます。

話題は健康のこと、病気のこと、
夫や子どもの愚痴、孫の話、
お金の不安などが中心です。

もちろん、この年代なら自然な話題
なのだと思いますし、私自身も
全く関心がないわけではありません。

でも、同じ話を何度も聞いたり、
誰かの愚痴に相槌を打ち続けたり
することに、だんだん疲れてしまう
ようになりました。

帰宅するとぐったりしてしまい、
次の約束が近づくと
少し憂鬱になります。

一方で、一人で本を読んだり、
愛犬と散歩したり、静かに過ごす
時間はとても心地よく感じます。

最近では、気乗りしない時は
誘いを断ることも何度かに一度
するようにしていますが、
断るたびに罪悪感があります。

友人たちが嫌いになったわけでは
ありません。

むしろ皆いい人だし、
大好きな友達です。

だからこそ、
「変わってしまったのは
私だけなのかな」と考えます。

長年続いてきた友人関係だから
大切にしたい気持ちもあります。

でも無理をして付き合うのも
違う気がしています。

一方で、ここ数年で習い事や
地域のボランティアを通じて
知り合った人の一部とは、

なんというか精神的な近さを
感じるというか、深く交流したい
という思いが湧いてきます。

人間関係の見直し時なのでしょうか、、、。

この年代になって抱き始めた
旧友への違和感と、
どう向き合えばよいのでしょうか。

【A】ゆりさん、
ご相談ありがとうございます。

長年大切にしてきた友人たちとの時間が、
以前ほど楽しめなくなってきた。

嫌いになったわけではない。
むしろ大好きな友人たちだからこそ、
その変化に戸惑ってしまうのですね。

今回のご相談に、私は思わず

「いい悩みですね」

と感じました。

年齢を重ねるにつれ、私たちは
限りある時間をどう使いたいのかを
無意識に問い始めます。

だからこそ、これまで心地よかった
人間関係に違和感を覚えたり、
一人の時間や新しい出会いに
価値を感じたりすることも、
決して不自然なことではありません。

今回の動画では、

人生後半に訪れる人間関係の変化や、
友人との距離感の見直し方、
そして多くの人が感じる「罪悪感」と
どう向き合うかについてお話ししています。

大切なのは、
人間関係を切り捨てることではなく、
自分が本当に大切にしたい時間や
エネルギーを見極めること。

友人関係にモヤモヤを感じている方にも
きっと参考になると思います。
 

続きはビデオでお話ししています……

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【Q】学生時代から30年以上付き合いの
ある友人との関係についての相談です。

彼女とは若い頃から仲が良く、
誕生日にはプレゼントを贈り合ったり、
旅行先のお土産を交換したり、

美味しいお菓子を見つけると
相手の分まで買って渡したり、
そんなやり取りを長年楽しんできました。

ところが50代になり、私自身の
価値観が少しずつ変わってきました。

断捨離を学び始めたこともあり、
以前のように「安いから」「可愛いから」
「せっかくだから」という理由で
物を増やさなくなりました。

本当に必要なものや気に入ったものだけ
を持ちたいと思うようになり、人に物を
贈ることも以前より慎重になりました。

そんな私とは対照的に
友人は今も昔と変わらず、
とても気前が良く、
会うたびに何かしら持ってきてくれます。

旅行のお土産、お取り寄せした食品、
テレビで話題になった便利グッズ、
健康食品、化粧品のサンプルなど、

「これ良かったから使ってみて」
「あなたも好きそうだったから」
と善意で勧めてくれるのです。

ありがたい気持ちはありますし、
私のことを思い出して選んでくれたこと
も分かります。

ただ正直に言うと、使わない物や
食べきれない物も少なくありません。

かといって断ると申し訳ない気持ちに
なりますし、「もう物はいらないの」と
言ってしまうのも角が立ちそうで
難しいのです。

最近では、友人からの連絡を見ると
「今度は何か持ってきてくれるのかな」
と少し身構えてしまう自分もいて、
そんな自分に罪悪感もあります。

価値観が変わったのは私の方ですし、
友人は昔から何も変わっていません。

だからこそ、相手を否定したり
傷つけたりすることなく、
上手に受け取らない方法や距離の取り方
があるのなら知りたいと思っています。

人間関係を大切にしながら
自分の価値観も大切にするには、
どのように考えればよいのでしょうか。

【ももっち・50代・女性・パート】

【A】友人思いのももっちさんの
苦しみが伝わってきます。

私たちはしばしば
「相手の善意を受け取れない自分」
に意識を向けますが、

本来、人間関係は一方通行ではなく、
お互いの価値観や生き方を
尊重し合うものです。

ここにひとつ例をあげてみましょう。

ももっちさんの友人が最近
ベジタリアンになったとします。

ももっちさんはそれを知らずに、
善意で高級な牛肉や干物を渡した
としましょう。

すると友人は
「ありがとう。でも私はベジタリアン
 になったから食べられないの」
と伝えます。

すると関係は悪くなるでしょうか?

それとも、次回からあなたは
肉や干物は持って行かなくなるだけで、
依然関係は保てるのでしょうか。

あなたがダイエット中なら、
友人はやはり毎回持参したケーキや
スイーツをやめるでしょう。

お互いのことを大切に思っているなら、
相手のニーズを理解し満たしたいはずです。

「ダンシャリアンになった」ことを伝える
ことで、モノが増えるやりとりは喜ばれない
ことを相手は直感的に理解するでしょう。

モノを減らそうと努力している人に
次々とモノを与えることは、
ダイエット中の人に毎回ケーキを持参する
ようなものですが、ケーキは
相手を喜ばせたい善意のカタチです。

友人には悪気はなく、ただ、ももっちさんが
モノを増やさない暮らしを大切にしている
ことを十分知らないだけなのです。

ですから、最近は本当に気に入ったモノだけ
を厳選して持つ暮らしをしていることや、
モノより体験を大切にしていることを
伝えたらよいでしょう。

お土産やプレゼントより、お土産話を聞く、
一緒に過ごす友人との時間こそが喜びである
ことを伝えたなら、友人も悪い気はしない
のではないでしょうか。

本音を伝えることは、相手を拒絶すること
ではなく、自分を理解してもらうことです。

長年の友人であればあるほど、
「本当は嫌だったけれど我慢していた」
よりも、

「実は今こんな価値観に変わってきた」
ことを正直に伝えてもらった方が
嬉しいのではないでしょうか。

ももっちさんの罪悪感の背景には、
「相手の好意を断ったら傷つける」
という思い込みがあるかもしれませんが、

親しい関係で本当に目指すべきは、
相手の期待に応え続けることではなく
お互いの変化を受け入れ合うことです。

30年前のままの自分でいる必要は
ありません。

50代のももっちさんには、
50代の価値観があります。

友人にも友人の価値観があります。

違いが生まれることは自然なことです。

その違いを隠して付き合うより、
「私は今こんな暮らしを大切にしている」
と伝え理解してもらえたなら、その友情は
より成熟したものになるでしょう。

間違えてはいけないのは、
抑圧は優しさではありません。

我慢を重ねることで相手への不満が蓄積し
やがて爆発してしまうなら、
それは双方にとって不幸なことです。

友人はきっと、
「そんなに負担になっているなら
 早く言ってほしかった」
と思うのではないでしょうか。

本当の友情とは、相手の好意を
無条件に受け取り続けることではなく、
変化した自分を安心して見せられる関係
なのだと思います。

ですから、ももっちさんに必要なのは
「上手に我慢する方法」ではなく、
「感謝を伝えながら、自分の価値観も
伝える勇気」なのかもしれません。

それは関係を壊す行為ではなく、
むしろ長い友情関係をこれからも続ける
ための行為です。

モノを断ることは友情を断ることではなく、
むしろ、自分らしく在ることで
より豊かな友情を育てるという視点を
育んでください。

人との関係を整理するのではなく、
人との関係のあり方を更新していく。

古い価値観を手放して、
いまの私に相応しい価値観を育むことも
また断捨離です。

断捨離は単なる片づけ術ではなく、
生き方そのものなのです。

ー川畑のぶこ

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【Q】数年前に子どもが独立し、
今は夫と二人暮らしです。

夫は日中ほとんど家におらず、
私はパートと在宅の仕事をしながら
過ごしています。

ここ1〜2年ほど、隣りに住む
70代後半の女性との距離感に
悩んでいます。

もともとは感じの悪い方ではなく、
会えば挨拶をしたり、
ごくたまにではありますが
立ち話をする程度の関係でした。

ただ、近年、その方の“気配”を
強く感じるようになり、
だんだん息苦しくなってきました。

私が仕事に行こうと外へ出た時や、
ゴミ出し、玄関先の掃き掃除、
庭の水やりなどをしている時に、

隣りの窓や庭先に
その方の姿が見えることが多く、
「また見られているのかな」と
感じてしまうのです。

宅配便が来た日や
普段と違う時間に車を出した日なども、
何となく把握されているような空気を
感じます。

もちろん、直接何か嫌なことをされたり、
言われたりしたわけではありません。

相手に悪気があるのかも分かりませんし、
もしかしたら
私が気にしすぎなのかもしれません。

でも、一度気になり始めると、
「今カーテンを開けたらまた見られるかも」
「外に出たら顔を合わせるかな」
と考えてしまい、
家にいるのに気が休まらなくなってきました。

最近では、
物音や車の音にも敏感になってしまい、
自分でも少し疲れていると感じます。

夫に相談すると、
「考えすぎじゃない?」と軽く言われます。
確かにその通りかもしれません。

でも、毎日のことなので、
じわじわとストレスが積み重なっています。

私は昔から、人との距離感に
気を遣いすぎるところがあります。

近所だからこそ無下にもできず、
かといって今まで通り自然にも
ふるまえなくなってしまいました。

私はどのように相手と
距離を取っていけばよいのでしょうか。

気にしないようになれるなら、
そうなりたいです。

アドバイスをいただけたら嬉しいです。

【黒猫・50代・女性・パート】

【A】黒猫さん、ご相談ありがとうございます。

とくに、何かをされたわけではないけれど、
相手の行動が気になり疲れてしまうのですね。

このようなストレスは、
周囲から理解されにくいぶん、
孤独感も伴いやすいものかと思います。

人は、明らかな攻撃のみに疲弊するのではなく、
曖昧な緊張状態が長く続くことでも
神経を消耗してしまうものです。

黒猫さんは、とても感受性が高く
周囲への配慮ができる方かと思います。

だからこそ、

「相手に悪気はないかもしれない」
「私が気にしすぎなのかもしれない」

と、ご自身の気持ちを抑えながら、
なんとか折り合いをつけようとして
こられたのではないでしょうか。

ここで大事なのは、実際に黒猫さんが
お隣さんから見られているかどうかよりも、
そう感じることで実際に黒猫さんご自身が
疲れてしまっているということです。

事実よりも感じ方の問題であれば、
黒猫さんご自身でマネージできるものです。

私たちの脳は、「これは◯◯だ」と
一旦レッテル貼りをすると、無意識に
そのための証拠探しを始めてしまいます。

そして、エスカレートすると
その証拠が正しいかどうか検証することなく、
「常に◯◯だ」
と結論づけてしまうこともあります。

「また窓にいる。」
(実際は窓辺にいないときもある)

「またタイミングが重なった。」
(実際は重ならないときもある)

「こちらの行動を常に監視しているのだ」と。

すると脳は、
「常に見られている」と確信を強め、
さらに警戒モードに入ってしまいます。

これは危機管理のための人間の自然な
防衛反応でもあるのですが、

この状態が過剰になると、
本来くつろぐための家が
緊張する場所になってしまいます。

では、なぜ黒猫さんが
「他人の目」を気にしてしまうかというと、

「相手の評価=私の評価」という
思い込みからの可能性があります。

おそらく黒猫さんは、
昔から周囲に気を遣い、
「ちゃんとしている人」であろうとして
こられたのではないでしょうか?

「変に思われたくない」
「感じ悪く見えないように」
「常にきちんとしていなければ」

と、無意識に他人の視線の中で
自分を管理するクセが
身についているのかもしれません。

すると、「見られているかもしれない」
という感覚は単なる視線ではなく、
評価や採点に変わり、
緊張へと変わっていきます。

でも実際は、
お隣さんはたまたまタイミングが
合っただけかもしれないですし、

意図的であったとしても
評価しているとは限らず、
単に暇つぶしで娯楽的にご近所さん観察
をしているだけかもしれません。

万一、お隣さんが黒猫さんの評価を
していたとしても、それは相手の
好みや都合によるものであって、
黒猫さんの真の評価ではありません。

相手の価値観、性格、人生経験、
好み、気分などのフィルターを通した
その人なりの見え方ですね。

同じ人を見ても、
「しっかりしている」と感じる人もいれば
「神経質」と感じる人もいます。

「おおらか」と思う人もいれば
「ズボラ」と思う人もいます。

にもかかわらず、私たちはいつの間にか、

「常に他人から良く見られなければ
価値がない」と思い込み、
他者の視線を通して自分を測るように
なってしまい、消耗してしまいます。

でも、本当に黒猫さんを一番よく知って
いるのは、お隣さんでもなければ
それ以外の人でもなく、
黒猫さんご自身です。

ですので、

「私は私なりにやっている」
「完璧ではなくても、十分誠実に生きている」
「誰かの評価だけで、私の価値は決まらない」
「不器用なところもあるけれどいい人間」

と、ご自身を称え、
ご自身の味方になってあげてください。

すると、いい人であるために
常に相手の世間話に付き合わなくて良い
と気づくでしょう。

うっかり、相手に合わせて
話し始めてしまったとしても、
時計を見て「ごめんなさい、用事があって」
と数分で切り上げることができるでしょう。

自分が話したいときは話せば良いし、
話したくないときは話さなくて良い
と思えるかもしれません。

「全か無か」で徹底的に相手を切り離さず
とも、黒猫さんのほうから
にこやかに爽やかにご挨拶だけして、

忙しそうに出かけていったり、
ヘッドフォンをして(勉強中とか資料の
確認中など適当な理由をつけて)
ガーデニングに勤しむなどして
ご自身の世界に没頭することもできます。

相手を常に黒猫さんの心の庭に招き入れる
ことなく、聖域に垣根をつくること
=健全なバウンダリー(心理的な境界)を
設けることで、

自己コントロール感が芽生え、
相手に振り回されなくなっていきます。

常に相手の期待に応えなくても
黒猫さんは素敵な人です。

どうかご自身を大切にしてあげてください。

他人軸から自分軸の人生に切り替えるほどに、
黒猫さんがご自身への信頼度が深まり
安心感が得られるでしょう。

ー川畑のぶこ

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【Q】数年前から、
地域のカルチャー教室のような
サークルに参加しています。

もともとは、子育ても一段落し、
自分の時間を楽しみたいと思って
始めたもので、
最初は新しい出会いや学びがあり、
とても楽しく感じていました。

ただ、ここ1〜2年ほど、
その場にいることに少しずつ違和感を
覚えるようになってきました。

表面上は和やかで仲も良いのですが、
会話の中でさりげないマウンティング
のようなものを感じたり、

特定の人同士の距離が近く、
なんとなく派閥のような空気を
感じることがあります。

私自身が気にしすぎなのかもしれません
が、帰宅後にどっと疲れを感じることも
増えてきました。

それでも長く通っていることもあり、
顔なじみの方も多く、やめるとなると
「どうしたの?」と聞かれるのも
気が重く、踏み切れずにいます。

また、この年齢で新しく人間関係を
築くことの難しさを思うと、
ここを離れてしまったら、
かえって孤独になってしまうのでは
ないかという不安もあります。

一方で、本来は自分の時間を楽しむ
ために始めたはずなのに、今は
どこか気を遣いながら過ごしている
自分にも違和感があります。

人とのつながりは大切にしたいと
思いつつも、
無理をしてまで続ける必要があるのか、
自分でもよくわからなくなっています。

このような場合、どのような考え方
で向き合えばよいのでしょうか。

人間関係や居場所との距離の取り方
について、アドバイスをいただけたら
嬉しいです。

【かりん・60代・女性】

【A】子育てがひと段落し、
「これからは自分の時間を楽しみたい」
と始めた活動の場。

かりんさんも、そんな思いで
一歩を踏み出されたのですね。

当初は新しい出会いや学びに心が弾み、
そこに通うこと自体が喜びだった
のではないでしょうか。

けれど、いつの頃からか――

表面上は和やかで、
皆いい人ばかりなのに、
ふとした違和感を覚えるようになり、
はっきりと説明のつかない疲れが
残るようになってしまったのですね。

その感覚を無視せず、
きちんと拾い上げたこと。

それは、ご自身を大切にするための
とても貴重な第一歩です。

「いい人たちに囲まれているのに、なぜ?」

一見、矛盾しているように
感じられるかもしれません。

けれど、ここでひとつ覚えておいて
いただきたいことがあります。

それは、
「いい人」と「自分に合う場」は
必ずしも一致するとは限らない
ということです。

人間関係というのは、
表に見える言葉や態度だけで
成り立っているわけではありません。

そこには、
距離の取り方や空気の読み合い、
役割の暗黙の分担といった、
目に見えないやりとりが存在しています。

誰かの話を丁寧に聞き続ける役割を
自然と担っていたり、
場の調和を壊さないように
無意識に気を配っていたり。

そうした小さな積み重ねは、
気づかないうちに心のエネルギーを
消耗させていきます。

「楽しいはずなのに疲れる」
という感覚は、
調和を大切にしてきたかりんさん
だからこそ生まれるものです。

そして同時にそれは、
「この関わり方は少し違うかもしれない」
と教えてくれている、
大切なサインでもあります。

こういうとき、私たちはつい
「続けるか、やめるか」という
二択で考えてしまいがちです。

けれど、本当に必要なのは、
そのどちらかを急いで選ぶことでは
ありません。

「関わり方を少し変えてみる」
という視点です。

たとえば、毎回参加していたものを
少しずつ減らし、
気が向いたときだけにしてみる。

「みんな」と良い関係を保とうと
するのではなく、心地よく話せる人
との時間を大切にしてみる。

これまで担ってきた
「気配り役」や「聞き役」から、
ほんの少しだけ降りてみる。

また、「誰とでも分け隔てなく
付き合うべき」と思っていると、
小さな派閥のようなものが
気になってしまうこともあります。

けれど、よく考えてみれば、
人にはそれぞれ好みや相性があり、
合う・合わないがあるのは
自然なことです。

そうした違いを「あるもの」として
受け入れていくと、見えている景色も
少し変わってくるかもしれません。

それもまた、人が自然にバランスを
取ろうとする動きなのだと
感じられるようになるでしょう。

こうした小さな調整だけでも、
心の負担は驚くほど軽くなることが
あります。

一方で、「ここを離れたら孤独に
なってしまうのではないか」という
不安も出てくるかもしれません。

けれど、少しだけ立ち止まって
考えてみてください。

今のその場所は、本当に
かりんさんに安心感や深いつながりを
もたらしているでしょうか。

私たちは、
自分らしくいられる場所にいてこそ、
本当の安心や絆を感じられるものです。

もしそこにいることで
疲れてしまうのだとしたら、
それはつながっているようでいて、
自分自身とのつながりをすり減らして
いる状態かもしれません。

年齢を重ねると、
新しい人間関係を築くことが
難しく感じられることもあります。

けれど、この時期に大切なのは、
無理に広げることではなく、
「整えること」です。

ご縁というのは、
無理に作るものではなく
自然と育っていくものでもあります。

心に余白があるほどに、
そのご縁の質も
静かに高まっていきます。

今の関係に少し風通しをつくることで、
これからの自分に合ったつながりが
自然と入ってくることも
少なくありません。

これは、人間関係の新陳代謝とも
言えるでしょう。

かつては必要で
喜びをもたらしてくれた場所が、
今の自分には少し合わなくなってきた。

それは決して否定すべきことではなく、
役目を終えつつあるものを手放していく
成長の一つのプロセスです。

すぐに結論を出す必要はありません。

少し距離をとりながら、
ご自身の心と身体の反応を
丁寧に感じてみてください。

足を運びたい気持ちが
自然に湧いてくるのか。

それとも、離れているほうが
穏やかでいられるのか。

答えは、頭で考えるよりも、案外、
身体が正直に教えてくれるはずです。

かりんさんが人とのつながりを
大切に思うそのお気持ちは、
とても尊いものです。

だからこそこれからは、
そのつながりを「我慢」ではなく
「心地よさ」で選び直してみてください。

その選択が、これからの人生を
静かに、そして確かに
豊かにしてくれるはずです。

ー川畑のぶこ

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【Q】1年前に、20年ほど勤めた専門職
の仕事から同業で転職しました。

仕事内容や待遇にも満足しており、
将来的にはマネジメントも
任せてもらえる可能性があるなど、
前向きな気持ちで働いています。

職場の雰囲気や人間関係も良く、
環境としては恵まれていると感じています。

ただ一つ、
少し悩んでいることがあります。

いわゆる「付き合い」が多い職場
なのです。

歓送迎会や忘年会などに加え、
花見や季節のイベント、
有志での飲み会などが頻繁にあり、
思っていた以上に時間やお金を使う
機会が多くなっています。

転職したばかりの頃は、
早く職場に馴染みたい気持ちもあり
できるだけ参加していましたが、
最近は少し負担に感じるように
なってきました。

仕事も比較的ハードで、それに加えて
仕事後の予定が続くと疲れが抜けにくく、
自分の時間が取れないことにも
モヤモヤしてしまいます。

私は独身で一人暮らしのため、
周囲からは
「時間がある」と思われているのか、
自然と誘われる機会も多い気がします。

付き合い自体が嫌いなわけではない
のですが、一人で過ごす時間も
大切にしたいタイプなので、
そのバランスに悩んでいます。

とはいえ、
所属している10名ほどの部署は
皆さん仲が良く、参加率も高いため、
自分だけ続けて不参加というのも
気まずさを感じてしまいます。

年齢的にはベテランでも
職場ではまだ新参者という立場もあり、
断りづらさもあります。

周囲との関係性を壊さずに、
自分のペースも大事にするような
距離感の取り方を、
自然にできるようになりたいです。

不参加の時のうまい伝え方や、
気まずくならない断り方など、
ヒントをいただけたら嬉しいです。

【ラムレーズン・40代・女性】

【A】新しい環境に身を置いたとき、
私たちはつい「早く馴染まなければ」
と周囲に歩調を合わせようとします。

これは社会的動物のサバイバル
メカニズムでもありますね。

歓送迎会、季節のイベント、
気軽な飲み会…。

人とのつながりが豊かな職場ほど、
その機会は自然と増えていくもの
でしょうし、それ自体は
素敵なことかもしれません。

ただし、それが義務のようになって
くると負担になるのも当然です。

「断りづらい」
「自分だけ不参加は気まずい」
「独身なのだから
 付き合いよくしなければ」

と無理をすると、
豊かにしたいと思っていた人間関係が
逆に窮屈になってしまいます。

私たちは、空間に対するモノの断捨離は
可視化できるので意識しやすいかも
しれませんが、
目に見えない「時間」や「エネルギー」
の断捨離には無自覚なことがあります。

でも、時間もエネルギーも、
空間と同様、有限の資源です。

自分の人生を豊かにするためには、
何にどれくらい時間とエネルギーを
使うのか、意識的に選び抜く必要が
あります。

すべての誘いに応じることは、
「いつか使うかもしれない」と
モノを手放せずに抱え込むことと、
どこか似ています。

大切なのは、その時間が
自分の人生の栄養になるかどうか
(要?適?快?)で選ぶことでは
ないでしょうか。

人間関係において、
実は「付き合いがいい人」よりも
信頼されるのは、
誰にでも合わせる人ではなく
一貫したスタンスを持っている人です。

毎回参加する人よりも、
「この人はこういうペースで関わる人」
とわかる人のほうが、
周囲も安心できます。

ですから、ラムレーズンさんが
周囲の信頼を得たいならなおさら、
無理してすべてに応じようとしなくて
大丈夫なのだということを、

自分の中に「どこまで参加するか」
という基準を持つことが、
関係性を安定させてくれることを
知っておいてください。

もしかしたら、ホッとして
それに追従する人も
出てくるかもしれませんよ?!

また、お誘いを断るときは、
しなやかな断り方も
学んでいければよいですね。

断ることに罪悪感を感じる方も多いですが、
いくつかポイントを押さえておくと
良いと思います。

・理由はシンプルにする(例:体調など)
・関係は丁寧につなぐ
・感謝を伝える

たとえば、

「お誘いありがとうございます。
最近歳のせいか、疲れやすくなっていて、
少しペースを整えているんです。

仕事でエネルギー切れになって
ご迷惑かけないように、
今日は充電しようと思っています。

またタイミングが合うとき、
ぜひご一緒させてくださいね。」

などです。

くどくど&どんよりモードで言い訳せずに、
爽やかにサラッと伝えてみます。

ラムレーズンさんが同僚との時間に
関心がないから行かないのではなく、

自分の体調と時間を大切にする、
仕事や責任をまっとうするため、
みんなに迷惑をかけないための選択
として伝えることが大切です。

「独身だから時間がある」という
思い込みに対しては、
ラムレーズンさんが一人の時間で整える
タイプということが明確に伝われば、

相手もむしろ独身だからと気を遣って
誘うことがなくなり、
楽になるかもしれませんよ。

自分のニーズを伝えることは、
実は相手にとっても、あれこれ悩んだり
気を使ったりするエネルギーを省いて
楽にしてあげることにつながる
ということも覚えておいてください。

自分の在り方を丁寧に表明することは
相手を否定することでも
拒否することでもありません。

ぜひ、自分のみならず、相手のためにも
ラムレーズンさんのスタンスとニーズを
伝えてあげてください。

また、良好な人間関係は
非日常のお付き合いの場で保たずとも、
日常の職場のやり取りの中で
育むことができます。

日々のちょっとした会話やさりげない
気遣い、「ありがとう」の一言で、
相手は尊重されていると感じることが
できるでしょうし、それで十分です。

人との信頼関係は、飲み会の参加率
で決まるものではありません。

日々の積み重ねこそが、
関係の土台をつくることを
覚えておいてください。

「断ると関係が壊れるのではないか」
と感じると
つい無理をしてしまいますが、

無理を重ねるほどに、むしろ関係を
すり減らしていくことに繋がり、
相手のことも嫌になってしまいます。

表面的な体裁は整っているように
見えても、あなたの中で
本質的な関係は
もう崩れはじめているのです。

相手を嫌にならないためにも、
職場を嫌にならないためにも、
無理をしないことが大事です。

「私は私のペースで関わる」
という静かな軸を持つことが、
結果として、最も心地よい
人間関係を育てていきます。

相手との関係性をよくしたいと
思ったら、まずラムレーズンさん
ご自身の時間とエネルギーを
大切にしてあげてください。

心の余白は相手との人間関係に
安定をもたらしてくれるはずです。

ー川畑のぶこ

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1222(大)

ふーみんさん(50代・女性・パート・埼玉県)
のご相談にお答えします。

【Q】いつも動画や書籍、DVDを見て
心を安定させていただいています。

私には5人の娘がいます。
2人は成人しています。

10年位前から夫は出張もあり、
月に3回程しか帰宅しなくなりました。
出張以外は実家にいたようです。

喧嘩と仲直りを繰り返しながら
寂しい時間を過ごしてきましたが、
2年前に、人生やり直したいと言われました。

恋がしたいと、正直なとても辛い言葉で
突き放されてしまいました。

それから苦しい寂しい時間が過ぎ、
先日離婚届を提出しました。

私は男性に嫌悪感を抱くように
なってしまいました。

職場の男性、店員さん、
すれ違う見知らぬ男性、近所の男性、
娘たちの彼氏や芸能人、YouTuber、
父や弟まで。

どこか気晴らしに出掛けても、
視界に男性がいたり声が聞こえたりすると、
不快で不安定になって、涙が出てきます。

こんな自分を変えたいのです。

いつか娘たちの旦那さんになってくれる
男性に対して、今のままの私では駄目だ
と思ったのがきっかけです。

元夫には、恨みや憎しみが不思議と
ありません。子供たちのためにも
親として関わろうと話し、
婚姻時より良好な関係になりました。

私は変われるのでしょうか。
変わりたいです。

【A】ご主人との離婚をきっかけに、
元夫だけでなく、職場の男性や通りすがり
の男性、芸能人や身内の男性にまで
強い嫌悪感が湧いてしまう──

とらちゃんさんの心には、それだけ深く
大きな傷がついているのだと思います。

夫婦としての関係が終わることは、
心理学でいう「人生の小さな死」。

大切な人との別れの後に、悲しみや怒り、
恐れなどが波のように押し寄せ、
しばらくは世界が色あせて見えるのも、
とても自然なプロセスです。

今はまだ「喪に服す」時期であり、
無理に男性を好きになろうとしなくて
大丈夫です。

一方で、元夫とのつらい経験が
「男性=みんな危険で裏切る存在」という形
で心の中で一般化されてしまっているため、
すべての男性に過剰反応が起きている
可能性があります。

そこで、呼吸に意識を戻すマインドフルネス
や、自分をやさしくなでて落ち着かせる
セルフコンパッション、

「男性はみんなダメ」ではなく
「誠実な男性もいる」と考え直していく
認知の書き換えなどを通して、

少しずつ「安全だと感じられる男性像」を
増やしていくことが大切です。

動画では、感情の波に飲み込まれそうな
ときの具体的な呼吸法や、
ノートを使った心の整理の仕方、

「男性のいい部分だけを意識的に
メモしていく」練習法などを、
もう少し詳しくお話ししています。

今は焦らず、自分のペースで回復していく
ことが何より大切です。

ぜひ続きはビデオをご覧くださいね……

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どんぐりさん(60代・女性・会社員・福岡県)
のご相談にお答えします。

【Q】60代女性です。
20代からの長い付き合いの友人がいます。

若い頃はお互いの仕事や子育ての
愚痴を言い合い、旅行やお酒を楽しみ、
なんでも話せる大切な存在でした。

性格も似ていて、
肩の力を抜いて付き合える関係でした。

けれど、ここ数年、彼女との付き合いを
重たく感じるようになってしまいました。

自分自身、この数年で精神的な学びを深め、
物事の捉え方が大きく変わりました。
良くも悪くも“悟ってしまった”部分があり、
以前なら気にならなかった彼女の言動が
幼稚に見えてしまうことがあります。

そんなふうに感じる自分にショックを受け、
「私、冷たい人間になったのかな」と
落ち込むこともあります。

誘われても気が進まなかったり、
話がかみ合わなくてモヤモヤしたり、
会ったあとにぐったりしてしまうことも
増えました。

それでも長い付き合いがある分、
「距離を置く=裏切る」ような気がして
強い罪悪感があります。

この年齢になって、
自分の時間も大切にしたい気持ちと
これまで築いてきた人間関係を手放すこと
への迷いの間で揺れています。

私はただわがままになってしまったのか、
それとも自然な心の変化なのか、
自分でもわからなくなっています。

このようなとき、どう向き合うのがいいのか、
実際に彼女に会った時
どんなふうに接したらいいのか、
アドバイスをいただきたいです。

【A】どんぐりさん、
とても誠実にご友人と向き合う、
優しい心をお持ちの方なのですね。

昔は一緒にいて
心地よかったし、楽しかったし、
リラックスできた関係だったけれど、
今はそうでなくなってしまった。

なんだか窮屈な感じがしたり、
エネルギーを消耗してしまうという
ことは、誰にでも起こることです。

私たちは常に変化していますから、
関係性というのも常にアップデート
されていきます。

でも、このアップデートのスピードや
頻度は人によって違うので、
ちょっとずつズレが生じてしまうという
ことが起こるわけですね。

どんぐりさんご自身が
精神的に成熟していっている過程であり、
心のステージングが変わってきている証
でもあるので、
罪悪感を抱く必要はありません。

相手との距離感をちょっと調整してみる
ことで、どんぐりさんのお悩みは解消
していくことでしょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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チワワさん(30代・女性・会社員・高知県)
のご相談にお答えします。

【Q】35歳、会社員です。
小さい頃から父の飲酒が原因で
両親がよくケンカしていて、
その光景をずっと見て育ちました。

酔った父が声を荒らげたり
物を投げたり手を上げたりすることもあり、
母も引かずに言い返すので、
家の中はいつも緊張していました。

3つ上の兄はあまり止めず、
仲裁に入るのは私。

母の味方でいたい気持ちもありましたが、
母にも悪いところがあると感じ、
できるだけ中立で「落ち着いて」と
泣きながら2人を止めていました。

そのせいか、いつも父の顔色を
うかがってビクビクしていた習慣が抜けず、

大人になった今も
人の表情や声のトーンに敏感で、
すぐ緊張してしまいます。

職場でも「迷惑をかけてないかな」
「ちゃんと役に立てているかな」
と気になって、
人と自然体で話すことが難しいです。

NOが言えず、引き受けすぎて
疲れてしまうこともしばしばです。

恋愛もうまくいかず、これまでに
2人とお付き合いしましたが、
いずれも自然消滅してしまいました。

自分の気持ちを素直に出せず、
相手に合わせてばかりだったことが
原因かもしれないと思うと、

「私は人とうまくやれないのでは」
と不安になります。

その経験がまた自信のなさに
つながっているように思います。

生い立ちの影響があるのは確かだと
思いますが、それを言い訳にしていても
前には進めません。

どうしたら人の顔色に振り回されず、
もっと自然体で人と接することが
できるでしょうか。

日々どんな練習や心がけを
していけばいいのか、
アドバイスをいただきたいです。

今の自分を少しでも変えていきたい、
という気持ちは強くあります。

【A】幼少期からご両親の仲裁に入って、
家庭の中が平和であるように、
波風立たないようにと必死だった

リトル・チワワちゃんの姿が
目に浮かんで、胸が締め付けられる
ような思いになりました。

子どもにとって、親というのは
絶対的な存在ですから、

その場をなんとか丸く収めて
自分自身も生き延びていくという
生存戦略が、知らずチワワさんの身に
ついていったことと思います。

でも、ここへきて、
それはやはり窮屈なことだし
人間関係も不自然になるから
自分自身も変わりたい、
と思われたわけですよね。

それは本当に素晴らしいことです。

これまでの他人軸ではなく
チワワさんの自分軸で生き始めた
第一歩だと思います。

そんなチワワさんに
やっていただきたいこと。

それは、これまで「意識」せず
無意識に行なってきたことを、
「意識」する練習です。

続きは、ビデオでお話しします……

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ブルームーンさん(50代・女性・会社員・福岡県)
のご相談にお答えします。

【Q】50歳、一人暮らしです。

昔から、誰かと一緒にいるより
一人で過ごすほうが好きな性格です。

時々、遊びに行ったり食事をしたりする
友人は数名いますが、休日は読書や趣味に
没頭する時間が何よりの充電です。

でも、ふと「ずっと一人は寂しい」と
感じる瞬間もあり、そのアンバランスさ
に戸惑います。

最近「寂しがり屋の一人好き」という言葉
を耳にし、もしかして自分はこれなのかも
しれないと思うようになりました。

困るのは、人からの誘いへの対応です。

例えば食事に誘われ、
その時点では予定がなくても、
なんとなく気乗りしないときがあります。

本音は「その日は一人で過ごしたい」
なのですが、先約や仕事があるわけでは
ないので、どう断ればいいのか、
とっさに思いつきません。

結局「OK」と返事をし、
後から憂鬱になることもあります。

一旦引き受けてから後日理由をつけて
キャンセルするほうが自然かとも
考えますが、それも理由探しに
苦労しそうで気が重くなります。

子どものころから
「断るのはいけないこと」という思い込み
が強く、可能な限り受けるのが礼儀だと
感じてしまいます。

社会人になってからはなおさら、
仕事面で断ることがうまくできず、
過労気味になったりストレスになったり、
ということが多くありました。

でも本来、人には「自分の時間を
どう過ごすか選ぶ自由」があり、
予定がなくても断っていいはずですよね。

この歳になって、若い頃ほどは
誘ったり誘われたりすることは
なくなりましたが、

それでも人付き合いはこの先も
ずっと続いていくものなので、
自分の性格をもう一度きちんと理解して、

ストレスのない対人関係を築きたいと
思うようになりました。

一方で、一人暮らしでもあるので、
万が一の時に頼れる先や、
何かの時に支え合えるような関係づくりも
大事だよなぁと思うことも少し増えました。

やはりこのあたりも、
「一人」と「他者との関わり」と、
私にはバランスの取り方が難しいなと
感じます。

私のような性格で、この先の人間関係を
どのように築いていったらよいでしょうか。
ヒントをいただけたらありがたいです。

前半で述べたような「誘い」を受けた際に、
当たり障りなく使える「断る理由」の
フレーズも、川畑さんのオススメがあれば
ぜひ教えてください。

【A】自分自身のニーズの満たし方は
人それぞれ違います。

大勢でワイワイ、ガヤガヤやることで
充電できる人もいますし、

ブルームーンさんのように一人の時間が
大事で、趣味や読書に没頭したり、
ファンタジーの世界に没入したりすること
がエネルギー源になるという人は
一定数いらっしゃいます。

とはいえ、
私たちは社会的動物でもあります。

ブルームーンさんがもし、ある程度は
お付き合いもしたいということであれば、
まず、基本的に自分の時間は確保する
ということが大切です。

その比率が6対4なのか、7対3なのか、
もしかしたら、ブルームーンさんは
8対2くらいで、

8割は自分の時間として確保することで、
残りの2割は他者とストレスなく
交流できるのかもしれません。

そのようなご自身なりの割合が
あると思いますので、
ぜひそれを見つけてみてください。

どれくらいの人とどれくらいの頻度で
関わっていたら、ブルームーンさんが
安心・安全でいられるのか、そして
ストレスを感じずにいられるのか、

人数と頻度、その基準を数字で表してみる
ことをお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

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